ハムスター用ケージヒーターをお持ちの方は多いと思います。ヒーター自体が低価格ですし、消費電力も小さく電気代もエアコンと比較するとかなり抑えられます。
ただし、こういったヒーターの欠点としては、単純操作しかできない点です。私も多くのヒーターを持っているわけではないですが、基本的にヒーターのオン/オフくらいしか操作ができないものが多いのではないでしょうか。(ヒーターのオン/オフもコンセントの抜き差し)
もちろん、飼い主が家にいればヒーターのオン/オフも行えますが、留守中だとオン/オフの操作ができなくなってしまいます。
この記事ではそんな不便さを解消するための案をご紹介します。
この記事を読むことで分かる内容
- 留守中であっても室温に応じてヒーターを入れるよう「スマートプラグを導入し、スマホ経由でヒーターを操作する」
- さらなる発展系の使い方として、「一定の温度を下回ったら、ヒーターを付ける」という動作を自動で実行
目次
留守中の温度管理のために用意するもの
必要になるものは基本的には下記のみです。これだけで、スマホから簡単にヒーターを制御することができます。
- ハムスター用ヒーター
- スマートプラグ
肝になってくるのが「スマートプラグ」です。どんなことをさせるのか簡単に紹介していきます。
スマートプラグでやること
シンプルにスマホアプリ経由で電源のオン/オフをするだけです。やれることは他にもありますが、今回は対象としません。
ちなみに私が利用しているのはこちらの製品です。
この製品でなくても良いです。たいていのスマートプラグであれば、電源のオン/オフをスマホアプリから操作可能になると思います。
下記は私が利用しているスマートプラグ「PanamalarダブルスマートコンセントMini2in1」用のアプリ「Smart Life」の画面になります。
- 上の「スイッチ1」が電源オフ
- 下の「スイッチ2」が電源オン
という状態になっています。
オン/オフ操作は簡単です。プラグのアイコンをタップすれば、切り替わります。
例えば、「スイッチ1」をオンに切り替えてみます。上記の通りプラグのアイコンをタップします。するとこのように切り替わります。
ヒーターとスマートプラグを組み合わせて、留守中にヒーターを制御(オン/オフ)する
上記のスマートプラグの説明でおおよそ分かることですが、ヒーターとスマートプラグを組み合わせれば、どこにいようとスマホから通信さえできれば、ヒーターのオン/オフ切り替えができます。
別途、スマートプラグの初期設定は必要になりますが、手順は簡単で下記の通りです。
- 電源の供給元のコンセントにスマートプラグを挿す
- スマートプラグからヒーターの電源を供給するようにする
- アプリからスマートプラグの電源切り替えを行うことで、ヒーターの操作できるようになる
ちなみに私が使っているヒーターはこちらの記事で紹介しております。もちろん、このやり方で留守中からでもヒーターの制御が可能です。
ここまでの内容で、家を留守にしている時であっても、スマートフォンからケージヒーターの電源のオン/オフができるようになります。以降はより発展的な内容になりますので、もし興味があれば読み進めてください。
ハムスターの温度管理をスマートリモコンを加え自動化する
温度管理する上で最強なのは、「スマートリモコン」でしょう。中でも、温度センサーを持っており、IFTTTにも対応している製品は最強です。
上記で紹介したスマートプラグとヒーターの組み合わせに、このスマートリモコンを加えると更に便利です。
それをやるために必要になるものはこちらです。
- スマートリモコン(IFTTT対応製品であること)
- ヒーター
- スマートプラグ(IFTTT対応製品であること)
- IFTTT
さっきから出てくる「IFTTT」が謎ですね。端的にいうと「もし<xxx>なら」、「<yyy>を実行」するということができるサービスです。
なお、IFTTTはスマホからでも利用できます。下記のようにアプリもあります。
この記事で紹介したスマートプラグ「PanamalarダブルスマートコンセントMini2in1」はIFTTTに対応しています。
また、スマートリモコンですが、私が使ったことのある「Nature Remo」、「RS-WFIREX」はともにIFTTTに対応しています。
「IFTTT」に対応しているスマートリモコンとスマートプラグを利用することで、こんなことができます。
もし、スマートリモコンの温度が20度を下回ったら、
スマートプラグの電源を入れる(スマートプラグに接続しているヒーターがつく)
下記で具体的なやり方を紹介します。
IFTTT+スマートプラグ+スマートリモコンでハムスター用ヒーター自動起動させる
前提ですが、下記が準備されていることとします。また、スマートリモコンは「RS-WFIREX」、スマートプラグは「PanamalarダブルスマートコンセントMini2in1」を利用して進めていきます。
- スマートリモコン(RS-WFIREX3 or 4)
- ヒーター
- スマートプラグ(PanamalarダブルスマートコンセントMini2in1)
- IFTTT
IFTTTの登録ですが、すみません、別途紹介したいと思っています。(IFTTTの登録に関する情報は結構多いので検索するとすぐにわかるはずです。)
そして、サンプルとしてここでは下記のようなIFTTTを作っていきたいと思います。(前述した内容をやってみます)
もし、スマートリモコンの温度が20度を下回ったら、
スマートプラグの電源を入れる(スマートプラグに接続しているヒーターがつく)
下記でIFTTTの設定をしていきます。
条件「もし、スマートリモコンの温度が20度を下回ったら」を設定
まず、条件である「もし、スマートリモコンの温度が20度を下回ったら」の部分を設定します。ちなみにPCで実施しましたが、スマホでもほぼ同様の手順で設定可能です。
スマートリモコンの温度を条件にするため、スマートリモコンのサービスを検索して、クリックします。
「リモコン温度」を条件とするので、「リモコン温度」をクリックします。
具体的な条件となる値を選んでいきます。基準温度は「20℃」、20℃を下回ったらが条件なので、「より寒い」、そして対象のリモコンの名前を選択して、トリガーを作ります。
アクション「スマートプラグの電源を入れる」を設定
続いて、アクションとして実行する「スマートプラグの電源を入れる」を設定していきます。
「that」をクリックします。
スマートプラグのサービスを検索して、クリックします。
ヒーターを付けるため、今回はスマートプラグをオンしたいです。そのため、「Turn on」をクリックします。
ヒーターの電源が接続されている方のプラグを選択し、「Create action」をクリックします。
最後に名前を入力して、「Finish」をクリックすれば完了です。
以上で設定は完了です。テストする際は、基準温度をやや高めに設定して、トリガーを発生しやすくすると良いでしょう。
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