この記事ではジャンガリアンハムスターを前提におすすめの飼育用品の一式を紹介します。
ジャンガリアンハムスターを飼う上で、必要になる飼育用品とおすすめする商品を紹介していきます。この記事に書かれているものが揃えば、飼い始めることが可能です。
2019/12/23更新。おすすめ品を最新にアップデートしました。
目次
ジャンガリアンハムスターにおすすめする飼育グッズ
下記の写真の通り、ハムスターを飼うには色々な飼育グッズを揃える必要があります。
この記事で紹介するジャンガリアンハムスターの飼育用品はこちらです。ここで紹介した飼育用品はジャンガリアンハムスターを飼う上で必須になるものです。ここに挙げた商品があれば、飼い始めることができます。
私はハムスターを飼う上で、下記10の飼育グッズが必要だと考えています。
- ケージ
- 床材
- 巣箱
- 給水器
- 餌/餌入れ
- 回し車
- トイレ容器/トイレ砂
- 温度計
- スケール
- キャリーケース
この記事ではこれら必要になる飼育グッズごとにおすすめ商品を紹介していきます。
ちなみに紹介する商品は、全て利用したことのある商品で良いと思ったものだけ紹介します。
※とはいえ、飼育用品ごとに品質のバラつきはあるものですので、その点はご了承ください。
ケージ
ハムスターはその生涯をほぼケージの中で過ごします。ハムスターの生活空間ですので、最も重要な飼育用品です。
ケージを選ぶ観点は多岐に及びますが、おすすめとなると怪我やトラブルが少ない安心できるケージでしょう。
おすすめケージとして、下記2点を紹介させて頂きます。
- 鈴木製作所のプラケース(超特大)
- ルーミィ ベーシック
鈴木製作所のプラケース(超特大) or (特大)
鈴木製作所のプラケース(超特大)はハムスター専用のケージではなく単なるプラケースですが、使い勝手の良さと価格メリットが魅力です。
おすすめのポイントは下記の通りです。
- ケージの底面のサイズで「幅 約42cm ×奥行き 約28cm」でジャンガリアンハムスターを飼う広さとしては問題がない
- ケージ内に齧られるポイントがない
- ケージをよじ登ることができないので、落下による怪我のリスクがない
- 透明なのでハムスターを鑑賞しやすい、写真を撮りやすい
- プラスチック製なので、手を滑らせて落下させ、破損してしまったとしてもガラスほどの危険はない
- プラスチック製なので軽量でお手入れが楽
- 比較的安価(2,600円程度)
- 組み立て不要ですぐに使える
上記は超特大サイズで広めのものですが、もうワンサイズ小さい特大サイズのものでもジャンガリアンハムスターを飼うことはできます。
サイズが小さい分価格も控えめです。
プラケースなので、ハムスター専用ケージには当たり前のようにあるはずの前扉がありませんし、トレーもありません。
ですが、そのシンプルな構造は余計なトラブルや怪我のリスクは少ないです。
プラケースでハムスターを飼うことに抵抗がある方はこちらも併せて読んでみましょう。
鈴木製作所のプラケースについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
<鈴木製作所のプラケース 超特大サイズ>
<鈴木製作所のプラケース 特大サイズ>
ルーミィ ベーシック

おすすめのポイントは下記の通りです。
- ケージの底面のサイズで「幅 約39cm ×奥行き 約26cm」でジャンガリアンハムスターを飼う広さとしては問題がない
- 大き目の前扉からお世話したり、ハムスターと遊んだりできる
- ルーミィ用のオプションパーツが豊富
- 部品が壊れても予備品に交換可能
- プラスチック製なので軽量でお手入れが楽
- 透明なのでハムスターの観察しやすく、写真も綺麗に撮れる
こちらは、ハムスター(小動物)用ケージです。
ケージとしての完成度は高いです。
大き目の前扉なので、お世話が楽ですし、ハムスターと遊んだりできます。それでいて扉位置が低すぎないので、あっさりとは脱走できない絶妙な構造です。
ルーミィはオプションパーツも豊富です。特にホイールジョイントは万能で、ケージ側面の好きな位置に給水器や回し車を取り付けられますし、高さ調整も可能です。
オプションパーツについてはこちらで解説しています。

こういった理由から、ルーミィ ベーシックとても使いやすく感じるでしょう。
ハムスターケージの中からおすすめのケージを選ぶとするならば、ルーミィだと考えています。
なお、ルーミィにはベーシックのほかにも、ブルー、ピンク、グランスペース、60 ベーシックなどが存在します。
ルーミィ 60 ベーシックは、今回紹介したルーミィよりもかなり大きく高価なものです。
ブルー、ピンク、グランスペースは色や付属品が異なりますが、ケージの大きさはルーミィ ベーシックと同じです。
ただし、ルーミィの前扉から餌でハムスターを釣ると前扉の付け根部分を齧り始めてしまうので、気を付けましょう。(経験済み)
かじり木などを置いてもどうしようもないことが多いです。(経験済み)
ルーミィについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

おすすめケージをもっと知りたい方はこちらも参考になります。

ケージの選び方はこちらが詳しいです。

床材
ハムスターケージの床は滑べりますし、吸水性もなく、地面としての機能はあまり高くありません。また、床材を敷くことによりハムスターは巣箱で巣作りすることができますので、なくてはならない飼育用品です。
ハムスター用の床材の材質は色々と種類がありますが、「ウッドチップ」と「ペーパーチップ」が主流でしょう。
私はどちらも利用しています。
ウッドチップの場合、心配されるのがアレルギーによる皮膚疾患などの症状です。
アレルギーを気にされる方は、ペーパーチップの方がおすすめします。
ウッドチップの方がかなり安価ですが、アレルギーになってしまったらハムスターにとって負担ですし、通院や投薬など飼い主も少し大変になります。もちろん、お金も掛かってしまいます。
とはいえ、ペーパーチップを選べば100%大丈夫とも言えません。
よく考えた上で選びましょう。
ここでは、ウッドチップとペーパーチップそれぞれでおすすめ商品を紹介します。
- ペーパーチップ:柔ごこち
- ウッドチップ:白樺広葉樹チップ
柔ごこち
まずは、ペーパーチップである柔ごこちを紹介します。
下記の写真の白い床材がおすすめの床材「柔ごこち」です。

おすすめのポイントは下記の通りです。
- 白いため、オシッコをトイレでしていないことやウンチが目立つので、飼育状況や健康状態が分かりやすい
- ほぐす手間が掛からない
- 品質にバラつきが少なく、怪我の心配がない(処理が甘く尖ったところがない)
ただでさえ、高価な紙床材の中でも高価な点がデメリットとしてありますが、オシッコやウンチを発見しやすく、出血などの怪我の際も目立つので分かりやすいです。
柔ごこちについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

広葉樹マット

おすすめのポイントは下記の通りです。
- ウッドチップではあるものの、針葉樹に比べ刺激性が少ない広葉樹を使用
- ウッドチップのため低価格である
- 圧縮されていないのでほぐす手間が掛からない
- 繊維状のチップで適度な固さなので、ハムスターが巣穴作ったりできる
広葉樹であるポプラを利用しているため、安心感があります。
また、圧縮されたウッドチップではありませんので、ほぐす手間とホコリは軽減できます。
繊維状のウッドチップは、細長い形状が特徴です。かつコシがあるため、ハムスターが掘ったり潜ってたりすることも多いです。
上記の写真右上でロボロフスキーこの床材に潜ってます。
おすすめ床材をもっと知りたい方はこちらも参考になります。

巣箱
巣箱はハムスターで寝たり、くつろいだりする場所です。ハムスターが日中帯にほぼいる場所になります。
基本的にケージの四隅やケージの側面にピタッと置くことが多いです。
巣箱の素材は色々ありますが、陶器製、木製、プラスチック製のどれかがおすすめです。
ここでは、それぞれの素材ごとにおすすめの巣箱を紹介します。
- 素焼きハウス、陶器ハウス
- 広葉樹ハウス 丸太屋根
- ハーモニーハウス S
素焼きハウス、陶器ハウス
「素焼きハウス」と「陶器ハウス」はそれぞれ別の商品です。また、素焼きハウスも陶器ハウスも様々な形の商品があります。
<素焼きハウス>



実は素焼きハウスも陶器ハウスも形によってサイズや使い勝手が異なります。上記で紹介した形の物はいづれもおすすめです。
下記がおすすめの理由です。
- ジャンガリアンハムスターが大人になっても使える広さがある
- 床板がないため、掃除がしやすい
- 陶器、素焼き製なのでアレルギーリスクがない
- 非常に丈夫
- 重さもあり、場所が移動しにくい
上記商品はどれも、「W80×D80×H80mm」以上のサイズがありますので、ハムスターが大きくなってきたら使えなくなったなどのリスクは無いでしょう。
アレルギーが気になるならプラスチック製の巣箱でも良いのでは?と思うかもしれませんが、プラスチックの巣箱を噛まれるとボロボロになってしまうため、長持ちさせることが難しい場合があります。
※私は紙床材で木製巣箱や回し車を利用していますが、あんまりアレルギーを気にしている方ではないからです。
最も扱いやすいのは陶器製の巣箱です。素焼きの印象は魅力ですが、水分が染みやすいです。
葉樹ハウス 丸太屋根
名前の通り、木製の巣箱です。
※過去に使っていた実績はあるのですが、手持ちがないので、下記商品ページからイメージしてもらえると幸いです。
おすすめのポイントは下記の通りです。
- ジャンガリアンハムスターが大人になっても余裕で使える広さがある
- 広葉樹素材を利用している
- 床板がないため、掃除がしやすい
- 重さもあり、場所が移動しにくい
補足をしますが、サイズは「W140×D105×H110mm」とジャンガリアンハムスターには結構広めです。
上記で紹介したおすすめケージであれば、十分収まるサイズですが、ちょっと小さめなケージで飼っている方はご注意を。
デメリットは木製なので、アレルギーのリスクと水分を吸い込みやすく、雑菌が繁殖しやすいところです。
針葉樹の巣箱でも気にしないのであれば、ウェーブハウスSをおすすめします。
価格も安くと広すぎません。(Sで十分な広さです。)
ハーモニーハウスS
プラスチック製の巣箱です。プラスチック製の巣箱は汚れにも強く、陶器や素焼きに比べると割れにくく軽量な点がプラスチックの良さです。

おすすめのポイントは下記の通りです。
- ジャンガリアンハムスターが大人になっても余裕で使える広さがある
- 木製や陶器製の巣箱にはないスッキリとしたデザイン
- 床板がないため、掃除がしやすい
- プラスチック製なのでサッと洗える
- プラスチック製なのでアレルギーリスクがない
幅100mm x 奥行80mmほどありますので、広さは十分です。入り口は広めですし、窮屈なことはないでしょう。
また、四角い形状なので、巣箱に登れてしまいますが、高さもザっと80mmほどなので、落下して怪我するリスクは少なめです。(脱走の踏み台にされないよう気を付けましょう)
プラスチック製の巣箱はハムスターに齧られるとボロボロになりやすいので、長持ちすることは期待しない方がいいかもしれません。
おすすめ巣箱や選び方についてもっと知りたい方はこちらも参考になります。

給水器
ハムスターは与えている野菜から水分を取ることも可能ですが、基本的に水は与えるべきでしょう。
ケージに水を入れたお皿を置いてあげれば良いのでは?と思われるかもしれませんが、床材が入り込んでしまったり、ハムスターが水に浸かってしまうなどの懸念があります。
※ハムスターは基本的に水濡れNGです
そのため、給水器を用意しケージに設置してあげる必要があります。
私は置き型タイプの給水器はあまり好んでいません。飲み口が低めであったり、倒されてしまったりするからです。
ここで紹介する給水器は「ケージに設置するタイプ」になります。
- マルチボトル80
マルチボトル80

おすすめのポイントは下記の通りです。
- 落ちてくることがない(実績的にほぼない)
- 容量は「80cc」あるので、余裕で一日は確実に持つ
- 高さ調整の自由が利くため、子ハムや老ハムでも使いやすい
マルチボトル80はただの給水ボトルなので、取り付けるには工夫が必要です。
ルーミィとプラケースに分けて解説すると、
ルーミィ専用ホイールジョイントを使って取り付けると安定感があります。
ホイールジョイントは下記のようなアイテムです。給水器以外にも回し車を取り付けることも可能です。
詳細はこちらの記事を参照ください。

プラケースの場合は、マルチボトル付属する針金で吊るすこともできますが、Pハンガーという吸盤を用意すると安定します。
詳しくはこちらの記事を参照してください。

餌入れ/餌
ジャンガリアンハムスターの餌入れは小さい器であれば何でも良く、私も100均の小皿を使ったりしています。醤油皿よりは、ちょっと深さがあるお皿が良いです。
ちょっとだけお高いですが、私も使っている餌入れとして、下記のような専用のお皿もあります。こういったお皿の方が安定感はありますし、ひっくり返されにくいです。
副食で野菜やおやつで果物をあげる場合は餌入れをもう一つ準備しましょう。衛生面の配慮です。
餌はペレットが基本です。栄養素ももちろん重要ですが、問題はハムスターが「食べてくれるか?」、「食べ続けてくれるか?」です。これだけ買っておけば大丈夫というものでもないので、ちゃんと食べているか日頃から様子を見るようにした方が良いです。
ペレットはハムスターが成長期には高タンパクなもの、成長期が終わってからはタンパク質は抑えめで、繊維質が高めのものペレットが多いです。
とはいえ、ペレットはまずは食べてもらいたいという方が多いでしょう。ここでは食い付きが良く、タンパク質、脂質、繊維質などのバランスも優れたペレットを紹介します。
- ヘルシープレミアム
- ハムスタープラス ダイエット・メンテナンス
おすすめの理由は上記でほぼお伝えしていますが、下記でも記載しておきます。
- 保証成分のバランスは良い
- 比較的ジャンガリアンハムスターの食い付きが良い
補足しますが、「ハムスタープラス ダイエット・メンテナンス」はダイエット向けに見える商品名ですが、決してダイエットを対象としたハムスター向けという訳ではないです。
保証成分も下記の通りです。
たんぱく質:18.0%以上 粗脂肪:5.0%以上 粗繊維:6.5%以下 粗灰分:7.0%以下 水分:10.0%以下 カルシウム:0.6%以上
360kcal/100g
この数値は、他社のペレットの保証成分などを確認すれば、「普通」に感じるでしょう。保証成分を見る限り、「ダイエット」という名前は付きますが、そこまで気にすることはないです。
ペレットの選び方について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
