以前、こういった記事を書きました。ハムスターを飼育するのに、夏用ケージは不要という内容です。
私自身、ハムスターはプラスチック、ガラスなどの材質のケージのみで通年飼ってきた実体験を書いた内容なのですが、数字が伴っていないので、測定することにしました。
まだ、季節的には6月です。当然、これから暑くなってきますし、まだまだ説得力の足りないデータにはなりますが、参考にはなるかと思います。
目次
ハムスター ケージ内の温度と外の温度差 調査概要
やることはケージの中の温度とケージの外(ケージ付近)にそれぞれ温度計を設置して、温度差がどの程度あるのか調査しました。
調査対象のケージ
調査対象としたケージは「グラスハーモニー450」です。
グラスハーモニー450は、ガラスとプラスチックという2種類の材質が使われています。
該当のケージについては、詳しくはこちらのレビュー記事を参考にしてください。
グラスハーモニー450はケージ側面から空気が抜けるよう設計されています。
ちなみにこの中には、ジャンガリアンハムスターの「ろんろん ♂」が住んでいます。
温度計の設置位置
温度計は2つ用意しています。1つはグラスハーモニー450の回し車に設置。もう1つはグラスハーモニー450のケージ前に設置しました。
実際にどのように設置したかは、結果とともにお伝えします。
調査日時
調査は2019/5/26に実施しました。この東京はかなり暑い日でした。
下記によると、最高気温32.6℃、最低気温18.6℃だったそうです。
調査時間は、15:50から16:00くらいの間に実施しました。まだまだ暑かった時間帯です。
利用した温度計
利用した温度系は下記の通りです。
- ケージ外の温度を計測した温度計:Homidy デジタル湿度計
- ケージ内の温度を計測した温度計:Inkbird ミニ Bluetooth 温度計
※同一機種の方が良かったなとか、役割を入れ替えたりすれば良かったと、後になって思いましたね
その他前提
上記の通り、かなり暑い日でしたので、エアコンの冷房機能を使って部屋を涼しくしていました。エアコン未使用の状態だと、ハムスターにとって適温といわれる温度を超えてしまっていたでしょう。
ケージの位置は床に置いておらず、棚に置いており、床からは約45cmほど離れております。
ハムスター ケージ内の温度と外の温度差 調査の結果
調査の結果どうだったか。結論、ケージ内の温度とケージ外の温度でそれほど変化はありませんでした。
温度 | 湿度 | |
ケージ内 | 25.3℃ | 50% |
ケージ外 | 25.26℃ | 52.61% |
下記がその時のデータ画像です。
ケージ外の温度
ケージ外の温度が上記表の通りになっています。
ケージ内の温度
ケージ内の温度計測使用した温度系は、温度センサーという位置付けで温度確認はスマホアプリから行います。下記のように回し車に温度センサーを設置しています。
実際の温度データがこちらです。上記表と通りの結果です。
参考までに、ケージ外の温度計となりに設置した「スマート家電リモコン」の温度データ、それからグラスハーモニー450の隣に設置した「ルーミィベーシック」に取り付けていた温度計の値も載せます。
スマート家電リモコンで計測した温度
スマート家電リモコンの温度センサーはやや高めで出てしまいます。隣に設置した温度計よりも、0.3℃ほど高いです。しかし、湿度も52%です。この値はケージ内の湿度とほぼ同値です。
ルーミィベーシックに設置した温度計の温度
アナログタイプの温度計をルーミィベーシックというケージ上部に取り付けています。
約25℃程度だということがわかると思います。
さいごに
5月のかなり暑い日をターゲットにエアコンを利用した条件で温度計測をしました。
そして、ケージ内の温度とケージ外の温度は、ほぼ変わらないという結果になりました。
エアコンを利用するのであれば、そもそも夏だろうが冬だろうが、ケージの中の「温度」としては変わらないでしょうし、心配する必要性は一切ありません。
エアコンは室温そのものをコントロールできるからです。
ただし、エアコンを使わずにケージの中(ケージ全体、ケージ内の一部スポット問わず)の温度調整をする場合は、今回の結果以上にケージ種別による差出ると思われます。
ですが、ケージの種類を試行錯誤するよりも、ケージを涼しくしたり、ケージを温めるするための手法にお金を掛ける方がケージを交換するよりも重要だと考えます。
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