この記事ではハムスターに与える餌(ご飯)の量と餌を与える時間帯(タイミング)について、考察していきます。
この記事を読んでいる方は現状目分量で餌を与えている方が多いでしょうが、個人的な感覚から言うと太ってしまう傾向にあったりしますので、餌を与える分量の基準値を設けた方が良いと考えています。
ハムスターに与える餌の量は?
ハムスターに与える餌の量について紹介します。
一日にハムスターに与える餌の量は、「体重の5%~10%」です。
つまり、体重40gのジャンガリアンハムスターに体重の10%の餌を与えるのであれば、40×10%なので、「4g」の餌を一日に与えるということです。
多くの飼育書でも上記記述がされていますし、私自身もこの分量で与えていますが、ハムスターは健康に育っています。
注意点としては、下記の通りです。
この分量ですが、ペレット+野菜などの副食といった餌のバランスでの目安なので、種子などの脂肪分の多い副食を与える場合は想定していませんし、そういった嗜好性の高い副食は毎日与えるべきではないです。
また、繰り返しになりますが、一日に与える餌量です。例えば一日数回に分けて食事を与える場合でもこの値を超過しないようにしてください。
先ほどの40gのジャンガリアンハムスターを例とすると
- 1日1回餌を与えるのであれば、1回に与える餌量は「4g」
- 1日2回餌を与えるのであれば、1回に与える餌量は「2g」
といった具合に調整してください。
ここではペレットのみで構成された餌を「ペレット」と呼んでいます。
もし、ペレットに野菜や穀物、果物などがブレンドされたミックスされたミックスフードを利用している場合は、2g~4g程度では何が出てくるかランダム要素が強いです。
パッケージに記述されている「保証成分」との乖離が懸念されます。
食い付きは良いですが、ペレットのみで構成された商品に取り替えた方が結果的に楽に管理できます。
ハムスターに餌を時間帯は何時がいい?
夜行性のハムスターですので、活動が活発になる夕方~夜の時間帯に餌を与えるが良いです。
場合によっては、2回に分けて餌を与えても良いでしょう。
一度にあまり食事を取らないハムスターもいます。
特に生野菜などの鮮度が命というような餌を与えている場合には、衛生面などを考えると無理に一度に餌を提供するよりは、2回に分ける方がメリットがある場合もあります。
餌を1日2回に分けて与えてる場合には、上記で紹介した分量を守るようにしましょう。
夜間帯に比べれば食事量は劣ることが多いですが、日中帯でもハムスターは餌を食べに起きてきます。
餌を与える時間帯はある程度「定刻」を決めておいた方が良いです。ハムスターも飼い主が餌を与える時間帯が分かるとねだってきます。
一般論を踏まえ、実際にどう餌の与えるか
上記までの内容を簡単にまとめます。
- 餌量は体重の5%~10%
- 餌を与える時間帯は夕方~夜
これは普通の飼育本などに書いてある内容ですが、実際にどうハムスターに餌を与えるべきか考えてみましょう。
ペットショップからお迎えしたばかりのハムスターは緊張していつ巣箱から出てくるか分からないし、餌を食い付いてくるタイミングも分からないのに、体重の5%~10%で餌を管理して、夕方や夜に餌を与えるのか?
上記答えは「No」です。
そもそもお迎えしたばかりのハムスターが都合良く、飼い主が考える理想のペレットを理想の分量で理想の時間に食事をするとは限りません。
最初は「ペットショップ等で使っていたフードをドカ盛り与える」でも全然良いと考えます。
数日間与えているフードをキチンと食べている事を確認した上で、次のアクションとして、手持ちのペレットをドカ盛り与えてキチンと食べるか確認します。(この時に与えたペレットの分量は計量しておくことで、ペレットをキチンと食べているか把握ができます)
「お迎えしたばかりのハムスターに体重のたった5%しか餌を与えないのは抵抗がある」という方もいるでしょうし、そういった感情を優先しても全く問題はないです。
ただし、「デブ化」しないようハムスターをお迎えして1週間程度経過したくらいの(慣れてきた)時期から、少なくても数日に一回くらいはスケールでハムスターの体重を管理しましょう。
そうすることでそのハムスターに合った理想の餌量が分かってきます。
つまり、個人的には体重の増加と食事量の関連性を飼い主が把握し、適量を割り出すことがベストだと考えます。
仮にペレットをドカ盛りで与え続けても、ブクブク太らないようであれば、極論そのままでも良いんではないかと思っています。
この時、副食である野菜は小さくちぎったものを少量与える、数日に一度動物性タンパク質である小魚や高タンパクで食い付きの良い豆腐、みんな大好きひま種や果物を少量与えます。
正直、野菜やたまに与えるものは、少量を意識すれば分量を計らなくてもOKでしょう。
ハムスターとコミュニケーションを取るために利用する手段としても使うにも便利ですし、餌皿に常時入ってなくても構いません。
参考までにダイエット記事ですが、体重管理と餌量についてのもう少し詳しく紹介しています。
もし、そもそもペレットを食べないようであればこちらをご覧頂けると
ペレットの選び方はこちらが参考になるかもしれません。
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