先日、「シートヒーター」というケージを暖めるヒーターを購入しましたが、使い勝手が良かったため、使っているケージ分、ヒーターを購入することにしました。
同じシートヒーターでも良かったのですが、マルカンの「フィルムヒーター」という別製品も購入してみましたので、そのレビューを綴っていきます。
目次
フィルムヒーターをおすすめできる人、おすすめできない人
こんな人にはフィルムヒーターをおすすめします
- ハムスターの防寒対策に電気代をあまり掛けたくない人
- 冬でも室温がそれなりに高い環境下でハムスターを飼育している人
- 安全面および衛生面からケージ内にはヒーターを入れたくない人
- ヒーターを利用している際、LEDによるオン/オフ確認機能が欲しい人
こんな人にはフィルムヒーターをおすすめしないです
- ケージ全体を暖めたい人
- ケージ内を決まった温度に制御したい人
- そもそも室温自体が低い環境下でハムスターを飼育している人
あまりに室温が低い環境でハムスターを飼育している方には、エアコンなどと併用することをおすすめします。
フィルムヒーターを選んだ理由
「フィルムヒーター」はケージの下に入れるタイプのヒーターです。その点はシートヒーターと同様の製品です。シートヒーターは既に持っているので、別の製品も試してみたく購入しました。
フィルムヒーターの特徴
ケージの下に敷くタイプのヒーター
ハムスターが直接触れないケージの下に敷くタイプのヒーターです。
ケージの中に入れるタイプのヒーターもあり、直接ハムスターを暖めることが可能です。
ただし、そういった製品は保護はされているものの電源コードを噛まれたり、ハムスターが火傷したり、ヒーターに用を足されてしまい不衛生になるなどのトラブルが本当に起きないか怖いですよね。
ケージ下に敷くタイプのヒーターであれば、ちょっと安心できます。
省エネ効果
フィルムヒーターのラインナップとしては、「フィルムヒーター」と「フィルムヒーター ワイド」2種類があり、それぞれ大きさが異なります。
小さい「フィルムヒーター」の場合、消費電力は「4.5W」です。
自動温度調節機能付ヒーター
メーカ曰く、PTC+電源ヒューズ+サーモスタットにより自動温度調節します。こういったパネルヒーター系の多くは自動温度調整機能を備えています。
要はヒーターの表面温度が一定値になったら抵抗を掛けて、暖まり過ぎないようにする機能です。
温度は40℃±5℃の範囲で制御されます。
フィルムヒーター レビュー
ここからレビューの内容を記述していきます。「フィルムヒーター」と「フィルムヒーター ワイド」2種類がありますが、私が購入したのは「フィルムヒーター」です。
下記に記載レビューも「フィルムヒーター」に準拠します。
フィルムヒーターのサイズおよび消費電力
フィルムヒーターのサイズおよび消費電力は下記の通りです。
- 本体サイズ (幅X奥行X高さ) :120mm×170mm×10mm(フィルム部分は1mm)
- 本体重量:約100g
- 消費電力:4.5W
4.5Wという消費電力は、24時間使い続けても1日に掛かる電気代は、約3円程度です。
サイズはかなり小さめです。ケージの広い範囲というよりは、例えば巣箱の下などのスポットをピンポイントで暖めるという位置付けになるでしょう。
フィルムヒーター到着
インターネット通販で購入しました。早速、ダンボール開梱を開梱し、パッケージから見ていきます。
パッケージ
まずはパッケージの表側です。
こちらがパッケージの裏側です。
本体および付属品
続いてパッケージから商品本体とその付属品を取り出していきます。フィルムヒーターと取り扱い説明書が同梱されていました。
フィルムヒーター本体がこちらです。
黒い部分がフィルムです。この部分が暖まりますので、このフィルム部分のみをケージの下に敷きます。写真ではやや反射してしまっていますが実物は真っ黒です。フィルムは下敷きみたいな質感で、カバーで保護されているような質感を持つシートヒーターとは少し異なります。
本体と電源コードは一体化されています。
電源コードは通常のコンセントに挿入できます。
横から写真を撮ってみましたが、ご覧の通りフィルム部分はペラペラです。
電源の投入
コンセントに差すだけでヒーターは起動してきます。起動するとLEDが赤く点灯しますので、分かりやすいですね。暖まるまでの時間としては1分程度といったところです。
使用感
グラスハーモニー450の下にフィルムヒーターを入れてみました。フィルム部分は1mmと超極薄なのですんなり入ります。ケージ下に少しスペースがあればどんなケージにも利用できると思います。
フィルムヒーターの暖める
この手のヒーターは、ケージ全体を暖めるまでのパワーはなく、ヒーターを敷いた範囲がポカポカしてくるような暖まり方をします。フィルムヒーターの暖まり方もその例から漏れることはありませんでした。
フィルムヒーターは、わずか4.5Wの消費電力ですが、体感上はシートヒーターと同等の暖かさがあるように感じました。フィルムヒーターの自動制御も問題なく作動しているようで暖まり過ぎてしまう(熱くなってしまう)こともありませんでした。
まとめ
この記事をまとめます。
- ケージの下に敷くシートタイプのヒーター
- 低消費電力(4.5W)
- サイズは小さいので狙ったスポットは暖めるという使い方になる
- ヒーターの温度を一定(40±5℃)に保つことができ、長時間運転してもケージが暑くなってしまうことはない
- 暖まり方としては、フィルムヒーターを敷いた部分を中心に暖まり、ケージ全体には及ばない
ケージ全体の室温調整をフィルムヒーターでまかなうことは到底できませんが、補助的な使い方がベストです。
もし、他にヒーターを併用しないのであれば、エアコンで室温を管理をしっかりとした上で利用した方が良いでしょう。
断熱材などの併用を考えてもフィルムヒーターだけで冬を越すのは厳しいと思います。
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