ハムスターというと同じげっ歯類であるシマリスなどと同じように木登りが得意な生き物であるという認識を持たれているかもしれませんが、実は全然違います。この記事ではハムスターの落下には気を付けて欲しいということをお伝えしたく書いています。
目次
ハムスターにとって落下は命の危険
ハムスターは木の上などの高いところでは生活しない生き物です。
シマリスといえば、木をササッと素早く登り降りして木登り名人な印象ですが、ハムスターは木に登ったり降りたりすることが得意ではありません。一般的に売られているハムスターは地中に巣を作り、そこで生活する生き物です。
気を付けなければならないのが飼育環境です。つまり、落下により怪我をしてしまうことの無いような飼育環境を作る必要があります。
ではどのようなことに気をつけるべきなのか説明していきます。
ワイヤーケージから落下
ケージの種別として、落下の危険があるのは金網タイプのケージ(ワイヤーケージ)です。あの金網をハムスターがよじ登ってしまう危険があります。天井付近まで登り続けるとハムスターにとっては結構高い位置になります。登ったは良いものの、うまく降りれず落下してしまうケースがあります。
2階建てになっているケージから落下
2階建て(あるいはそれ以上)になっているケージが売られているのを見かけたことがある方もいらっしゃると思います。2階から1階に落下してしまうリスクが考えられますので、購入を控えるか十分に落下のリスクがないことを調べた上で使うことにしましょう。
そういった意味では、ちょっと上級者向けなケージなのかもしれません。判断が付かないうちに手を出すメリットはあまりないでしょう。
ケージの扉から外に出て落下
ハムスターケージとして売り出されている商品は、お世話しやすいようにケージに扉が付いているものがあります。また、その扉からハムスターがケージに出入りできるくらい低い位置に扉が配置されたケージもあります。
ケージを設置した位置にもよってきますが、ハムスターが外に出て落下して怪我をしてしまわないように扉の開けっ放しには気を付けるようにしましょう。また、忘れっぽい性格の方は正面扉から外に出れてしまうケージを選ばないようにした方が良いかもしれません。
※このケースは落下のリスクもありますが、脱走のリスクもありますね。
ケージ内に置いた飼育用品を踏み台に落下
ハムスターが暮らすケージの中に置いた飼育用品が踏み台になっている可能性があります。
それほど高さがあるハムスター用の飼育用品はあまりないでしょう。上によじ登って落下することが考えられますが、大怪我には至らないケースが多いでしょう。
気を付けなければならないのは、プラスチックケージでも天井部分は通気性を考慮して金網になっている場合があります。ケージに置いた飼育用品を踏み台にして、天井の金網でうんていを始める可能性があります。ハムスターにとってはかなり高い位置からの落下になりますので、設置した飼育用品がどのように使われているかよく観察し、危険があるようなら、置き場所を変える、撤去するなどしましょう。
散歩時に高いところから落下
ハムスターをケージから出して、散歩の際も遊ばせる場所には気を付けたいところです。ソファーやテーブル、棚の上など、ハムスターにとって高所となる場所で散歩させないようにしましょう。
散歩の場合は、落下以外にも、電源コードをかじられないようにする、ハムスターにとって危険なものや口に含まれると良くないものを片付ける、家具の隙間に入り込まれないよう塞ぐなどの考慮してあげる必要があります。
手乗りさせている時に落下
ハムスターを手乗りさせて遊んだりする際も気をつけましょう。ハムスターが手の上でちょこちょこ動こうとすることもあるので、落下の危険があります。
ハムスターを手に乗せた場合、ちょっとした移動を除き、手の位置を床からあまり高くしないようにしましょう。手乗り時にも工夫が必要です。
万が一ハムスターが落下した場合は病院へ
ハムスターが万が一高いところから落下してしまった場合は、落下した高さや状況にもよりますが、念のため、病院に連れて行った方が良いでしょう。ハムスターの動きがおかしくないか少し様子を見てください。歩き方がおかしいなどあれば、医師にその旨を伝えてください。
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