はじめてハムスターを飼う方は、ハムスターを飼うために何を準備したら良いか分からないですよね。
この記事ではペットとしてハムスターを迎え入れるために必要になるハムスター飼育用品とそれらを選ぶポイントを紹介していきます。
目次
ハムスターを飼うための準備 必要になるものとは?
それでは必要になる飼育用品とどう使うのはを以降で紹介します。
ハムスターを飼うために必要になる飼育用品一覧
下記がハムスターを迎え入れるために必要になるものです。ハムスターを飼うにもいろいろな物が必要になります。もちろん、家にある物で代用できるような飼育用品もあります。
※下記価格帯はジャンガリアンハムスターを想定した参考価格です。ネットでうまく買えば、「必須」でないものを除き、1,0000円程度で一式揃います。
必要になるもの | 説明 | 価格帯 | 必要性 |
①ケージ
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ハムスターの生活空間。ハムスターは基本的にはケージの中で生活する | 1,500円~ ※選ぶケージによって価格はかなり変わる |
必須 |
②床材
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ケージの底に敷いたり、巣箱で使うマット | 500円程度 ※材質により容量にかなりの違いがある |
必須 |
③巣箱(隠れ家)
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ハムスターが睡眠を取ったり、リラックスして過ごせるところ | 700円程度 | 必須 |
④給水器
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ハムスターが給水するための容器 | 500円程度 | 必須 |
⑤餌入れ・餌
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ハムスターのごはんを置くところ・そこに置くごはん | 1,000円程度 ※餌入れ、餌の合算 | 必須 |
⑥回し車
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ハムスターが走るところ | 500円~1,000円程度 | 必須 |
⑦トイレ容器・トイレ砂
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ハムスターがオシッコする場所になる容器とそこに敷く砂 | 500円程度 ※トイレ容器、砂の合算 | 必須 |
⑧砂浴び用容器・砂浴び用砂 | ハムスターが体をきれいにする砂浴びすることろ・砂浴び用の砂 | 500円程度 ※浴び砂容器、砂の合算 | あると良い |
⑨温度計
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ハムスターケージ環境の温度や湿度を計測する温度計 | 1,000円程度 | 必須 |
⑩ヒーター
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冬場にケージを温めるヒーター | 2,000~3,000円程度 | あると良い |
⑪スケール
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ハムスターの体重を図るスケール | 1,000円程度 | 必須 |
⑫キャリーケース
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ハムスターを運んだり、ケージを掃除する時に居てもらう場所 | 300~1,500円程度 | 必須 |
飼育用品は基本的にケージの中にセッティングする
上記一覧をもう一度ご覧ください。
①ケージ:ハムスターの生活空間。ハムスターは基本的にはケージの中で生活する。
繰り返しになりますが、ハムスターは基本的にケージの中で生活します。ケージの掃除や散歩、健康状態の確認、怪我や病気の際は投薬などにより、ケージの外に一時的に出すことはありますが、ほぼほぼケージで生活します。
なので、ハムスターの寝床になる巣箱や飲食のための餌や水、トイレなどケージの中になければなりません。
具体的には下記がケージの中に入れる必要がある飼育用品です。
- ②床材
- ③巣箱(隠れ家)
- ④給水器
- ⑤餌入れ・餌
- ⑥回し車
- ⑦トイレ容器・トイレ砂
- ⑧砂浴び用容器・砂浴び用砂
参考までに我が家のケージの中です。このケージでは「⑧砂浴び容器・砂浴び用砂」は入れてませんが、もし、入れることになれば左端の空いている部分に入れると思います。

この他の飼育用品は基本的にはケージにはセッティングしません。
ヒーターや温度計は使い方や商品によってはケージの中に取り付けることも可能ですが、ここでは省略します。
ここまでで簡単な飼育グッズの役割とケージのセッティングについて紹介しました。以降では各飼育用品の詳細と選び方などについて説明をしていきます。
もし、選び方などの説明は不要で、おすすめ商品が知りたいという方は下記を見た方が早いです。

①ケージ

ハムスターの生活空間になるケージですが、色々な物が商品として売られています。また、ハムスター用のケージとして販売しているもの以外にも、爬虫類ケージや多目的な生き物を飼う容器、衣装ケースを代用したり、DIYしておしゃれにしたり、ケージの選択肢は様々です。
気にしてほしいのは、ハムスターはその生涯をほぼケージの中で過ごすことになります。慎重に選んだ方が間違いなく良いです。
住まい選びのポイント①広さ
まずは、広さです。ハムスターは小さいですが、あまりにも狭い空間だとストレスに感じます。一般的にジャンガリアンハムスターの場合、ケージサイズは下記のサイズ以上あると良いと言われることが多いです。
幅:35cm以上、奥行き:25cm以上、高さ:20cm以上
実際に飼育していても、上記より気持ちもう少し広いくらいのサイズ感があれば問題無いといえます。
住まい選びのポイント②ケージ内に怪我をするポイントがないか
ケージの底は「フラット」であることがベストです。突起物があったりするとハムスターが齧ったり、怪我する可能性があるので。
また、鉄格子のようなワイヤーケージはハムスターが上まで登ってしまったり、齧ったりするので、怪我の原因になりかねませんので、私は利用しません。
噛んだりするのは「飼い方」の問題なのかもしれませんが、そもそもそういったリスクがあるものは避けた方が良いよね。
住まい選びのポイント③ハムスターを鑑賞しやすいか
ハムスターは基本的にケージで生活をするとお伝えしました。もちろん、ケージの外で遊ばせる選択肢もありますが、長時間ケージの外にハムスターを出すのは賢明ではありません。
ハムスターを飼う目的の一つに「見て楽しむ」という要素も含まれているはずです。ということは、ハムスターの鑑賞のしやすさもケージ選びのポイントになるはずです。
私は色のついたケージは好みません。なぜならハムスターが鑑賞しにくいからです。そうなると選択肢としては、透明な「ガラス」、「プラスティック」、「アクリル」等のキーワードが選定ポイントになってきます。

こちらの記事も参考してケージを選んでみてください。


②床材

ケージの底に敷くハムスターにとっていわば、「地面」のような役割をしたり、巣箱でベットメイクにも利用するのが床材です。巣箱で利用するものは巣材としてテイストの違うものを用意することもできます。(巣材として選んだものをハムスターが気に入れば)
こちらも選択肢が非常に多いアイテムです。市販で売り出している床材・巣材としては、「ウッドチップ」、「ペーパーチップ」、「牧草」などがあり、代用品として、「新聞紙」、「キッチンペーパー」などを利用している人もいます。
大体の人は「ウッドチップ」、「ペーパーチップ」を利用します。
床材選びのポイント①安全性
ウッドチップにありがちなのですが、鋭利な「木片」のようなものが混入していたりする場合があるので、品質の良さそうなものを買ってみることが重要です。また、購入したウッドチップはハムスターをケージに入れる前に確認しておいた方が良いでしょう。
また、ペーパーチップだからといって安心できるわけではありません。確かに品質としては一定的な物が多いですが、ウッドチップ同様、ケージにハムスターを入れる前に馴らしがてらに確認をした方が良いでしょう。
床材選びのポイント②粉塵・アレルギー
床材は割と粉塵が舞いますので、少ないと評価のあるものを選ぶと良いでしょう。
ハムスターにとってもそうですが、飼い主的(人間的)にも粉塵が舞うのはNGな方はいるでしょう。その点も注意した方が良いです。
また、ペーパーチップの方が低アレルゲンという事を謳っている商品も多いです。わざわざアレルギーが懸念される商品を選ぶ必要がないという方はそういった商品を選んでも良いでしょう。
床材選びのポイント③健康状態のチェックのしやすさ
白いペーパーチップは健康状態のチェックが容易です。どういうチェックが容易かというと、「出血」、「軟便、下痢」などです。つまり着色が分かりやすいということですね。トイレを覚えさせる過程で、ちゃんとおしっこをトイレでしているかという確認もしやすいです。
白い床材でなくとも、明るめな床材の方が健康状態はチェックしやすいです。

こちらの記事も参考して床材を選んでみてください。

③巣箱

ハムスターが安らぐ場所が巣箱になります。余談ですが、ハムスターは巣箱で過ごす時間が長いので、飼う前にはそういうものだと理解した方が良いですよ。
巣箱として市販されている素材は大きく3つではないでしょうか。
「陶器製」、「木製」、「プラスチック(アクリル)製」
このほかにも様々な材質の物が売られていますが、まずは上記の材質のものから選ぶことをおすすめします。
巣箱選びのポイント①広さ
ハムスターは狭いところが好きです。ですが、狭すぎるのも良いないので、ある程度ゆとりあるサイズのものを選んでおくと良いでしょう。
特にお迎えしたばかりの子ハムサイズで巣箱を検討すると狭くなるかも。当然ハムスターも成長していきますので、そのあたりを見越したものを選んでおくと良いです。
巣箱選びのポイント②衛生面
特に木製の飼育用品は汚れてくると不衛生なので、消耗品と捉えた方が良いでしょう。
また、巣箱でおしっこをしてしまったり、定期的に巣箱をお掃除することを想定すると底が無いものの方が楽です。
私も木製の巣箱を使っていますが、割り切って利用しています。
巣箱選びのポイント③安全性
ハムスターの飼育用品は低価格なものが多く、そのためなのか稀にバリがあったりします。購入してみないと分からない点もありますが、バリがあった場合、取り除いてあげた方が良いです。

もちろん、木製なので「アレルギー」に気を付けるのであれば、木の材質が広葉樹のものを選んだり、木製の巣箱は避けるべきです。
こちらの記事も参考して巣箱を選んでみてください。

④給水器

ハムスターが水分を取るために必要になるのが、給水器です。水を汲んだ小皿をケージに置いても飲んでくれますが、床材が入ってしまったり、ハムスターが体を入れてしまい濡れるなど良くないことが起きますので、ケージに設置できる給水器を利用することをおすすめします。
給水ボトルの取り付け方法はいくつかのパターンがあります。
- 給水器をワイヤーケージに取り付ける
- 吸盤やテープ留め可能な給水器を利用して、プラスチックやガラスのケージに取り付ける
- 床置きタイプの給水器を利用する
- ケージに取り付け可能な給水器を利用する
- ケージから給水器を吊り下げて利用する
「それぞれの環境にあった給水器を利用すれば良いだけ」なのですが、それぞれの注意点を下記に記載します。
給水器をワイヤーケージに取り付ける場合の注意点
ワイヤーケージを使っている方はこのタイプが定番ではないでしょうか。
給水器を購入する前にボトルのホルダーがワイヤーケージに取り付けられるか確認した方が良いでしょう。
多くの給水器をワイヤーケージに取り付けることはできますが、念のためです。
例えば、下記のような商品であれば取り付けることができますので、商品説明をしっかりと読んで選ぶようにしましょう。
※下記商品の使い勝手についておすすめしている訳ではありません。商品画像が分かりやすいため利用しました。
吸盤やテープ留め可能な給水器を利用する場合の注意点
個人的には水槽やプラケース方にはこのタイプがおすすめです。
下記のように吸盤、もしくはテープで給水器を固定します。

選ぶ際に注意した点は、吸盤の位置がハムスターが噛める位置にあると齧られやすいので注意が必要です。
ハムスターが齧ることによって、どんどん吸盤の面積が減っていきます。
また、吸盤やテープで給水器を固定するタイプのものは、「吸着の劣化」が懸念の1つです。使用していくうちに安定感に欠け、吸水ボトルが落下する可能性がありますので、劣化が疑われる場合は交換しましょう。
詳しくはこちらを参考にしてください。

給水器を床置きする場合の注意点
床置きタイプのものは、吸水ノズル位置を調整できないものもあるので注意しましょう。
また、ハムスターがケージ内で動きまわると倒れてくる可能性もあります。
倒れてしまうと当然ですが、「ハムスターが水を飲めない」、「水が漏れてしまう」などのリスクがありますので、床置きタイプの給水器を検討している方は、土台の安定性も重要視して商品を選らぶようにしましょう。
そして、当然ですが、床置きする分ケージのスペースが狭くなります。

詳細はハッピーサーバーのレビュー記事をご覧ください。

また、ハリネズミ用などで売られている飲み口が「ノズルになっていない」置き型の給水器はおすすめしません。
なぜなら、ハムスターが手を入れてしまったり、床材が入り込んでしまうからです。

ケージ専用の給水器を利用する場合の注意
これは何を示しているかというと、例えば、「ルーミィ」というケージであれば、「ホイールジョイント」というアタッチメントを取り付けることができ、そこに「マルチボトル」という給水器を取り付けることができます。
同じメーカーの製品を利用する事ならではの親和性ですが、ケージを変えたら使えなくなりますので、注意しましょう。
画像はルーミィシリーズで利用可能な「ホイールジョイント」に「マルチボトル」という給水器を取り付けた様子です。

ルーミィの給水器について

ケージから給水器を吊り下げて利用する場合の注意点
給水器は天井から吊り下げて設置するためのワイヤーが付属していることがあります。
天井部分に給水ボトルを取り付けるというやり方です。
下記のようにケージの角に沿わせる形で取り付けると安定感があります。

ちなみに上記ケージは、「鈴木製作所のプラケース 特大サイズ」のフタに「マルチボトル80」を吊り下げて利用しています。
ちなみに「給水器のみで「水」に掛かるお金については触れてないじゃないか」とお思いの方もいるでしょう。
ハムスターに与える水は水道水で問題ないです。逆にミネラルウォーターは推奨されません。
詳細はこちらをごらんください。

ハムスターを飼うための準備 ⑤餌入れ・餌
餌入れと餌についてそれぞれ紹介します。
餌入れについて
ハムスターのご飯を置くところです。ハムスター用の餌入れというものも売っていますが、100均で代用品を利用している人も多いです。
ポイントとしては、浅すぎず、深すぎない小皿のようなものがあれば良いでしょう。材質は陶器のような若干重い材質の方がご飯をひっくり返されないので、安定します。
生野菜などをあげる場合、ペレットなどと違う餌入れを用意することをおすすめします。

餌について
主食はペレットです。良く言われているハムスターに必要な栄養価は下記です。
- 粗タンパク:18%
- 粗脂肪:5%
- 粗繊維:5%
成長期のハムスターであれば、もう少し粗タンパク質や粗脂肪は多めのペレットを選ぶ飼い主も多いです。
ペレットの選び方はこちらを参考にしてみてください。

餌を与える量は、体重の5%~10%と言われています。
感覚として5%ではやや少なく感じますし、ハムスターの種類や個体によって量は微妙にコントロールすべきです。
もちろん、餌を山盛り与えるでもいいですが、体重の管理はしっかり行うようにしましょう。
副食としては多くは紹介しませんが、キャベツ、ニンジンなどの野菜やリンゴなどの果物などを与えることができます。
ペレットについては、「どんなペレットを選ぶか?」より「食べさせる」方が難しいことが多いです。
一般的に野菜などは嗜好性が高くよく口にしてくれますが、ペレットについては中々食べてもらえず苦労することが多いです。
ハムスターを飼う前に一度下記の記事を参考にしてみてください。

ハムスターを飼うための準備 ⑥回し車

ハムスターといえば回し車で遊んでいるイメージを持たれる方も多いはずです。そんな回し車も様々な商品が存在します。
ハムスターが回し車で走っている姿を見たことが無い方は想像が難しいでしょうが、高速に回りますし、ダイナミックで躍動感があります。そのために安全なものを選ぶように心がけることがポイントになります。
回し車選びのポイント①ホイールがはじご状でないこと
ハムスターに利用する回し車は、ホイールがはしご状のものや隙間が開いていないものを利用するようにしましょう。
ハムスターが足を踏み外して怪我をする可能性があります。
はしご状の回し車のイメージとしてはこういったものです。

回し車選びのポイント②音がしないタイプを選ぶ
回し車で全力疾走するハムスター。実にほほえましいですが、回し車はうるさいと結構人間の方がストレスを感じてしまいます。
そのため、音が静かなものを選ぶと良いでしょう。
静かな回し車を購入したといってもそれだけでは安心できません。ホイールとスタンドのバランスが悪いと振動による音がうるさいです。安定したスタンドというもの静か回し車の条件です。
また、ケージに直接取り付ける場合は、ケージの設計に依存します。このケージとこの回し車の組み合わせは静かだという事例をレビュー等で見つけられたら、参考にすると良いでしょう。
回し車選びのポイント③走行のしやすいものを選ぶ
当然、ハムスターが走りやすいものを選んであげた方が良いです。様々な商品情報から良さそうな回し車を選ぶと良いでしょう。例えば、こんな観点があるでしょう。
- ホイールの車軸が背中に当たらない
- ハムスターが走行する際、背中が反らない
- 走り出しやすい、止まりやすい
ジャンガリアンハムスターであれば、14~17センチあたりの回し車が良いとされているようですが、使ってみて問題ないかどうかチェックしましょう。もし危険を感じるようでしたら、ケチらず買い替えた方が良いです。
こちらの記事も参考して回し車を選んでみてください。


ハムスターを飼うための準備 ⑦トイレ容器・トイレ砂

トイレ容器はトイレする場所を提供します。トイレ砂はそのトイレ容器に敷く砂です。
まず、トイレの容器ですが、ある程度広い方がお手入れしやすいです。毎日のお手入れとして、汚れたトイレの砂を取り除き、補充するという作業をするのですが、狭いとスコップ等ですくい上げることが難しいです。
トイレ容器は、タッパーや容器などで代用しているケースも多いので、無理に買わなくても良いですが、トイレ容器の場合は、砂が飛び散りにくい設計になっているので、様子を見て購入してみるでも良いかなという印象です。
トイレ容器のおすすめはこちらでも紹介しています。

トイレ砂は、一般的には「固まらない」タイプが推奨されるケースが多いようです。私は、ハムスターを飼育した初期には「固まる」タイプを利用していましたが、切り替えています。定番の鉱物系のトイレ砂であれば、「ベントナイト」、「木粉」などが固まる成分です。
「ゼオライト」が100%のものであれば、固まらないものとして認識しておけば、良いでしょう。「変な」素材もトイレ砂は使わない方が無難といえるでしょう。
詳細はこちらでも紹介しています。

また、トイレでする排泄物は「おしっこ」だけです。「うんち」をどこでもするのは正常です。
おしっこを色んなところでしてしまうハムスターも多いです。どうしても難しい子もいますが、下記のような対処法を試すのも良いでしょう。万が一トイレを置いたけれども、うまくおしっこをしてくれない時は実践ください。

ハムスターを飼うための準備 ⑧砂浴び用容器・砂浴び用砂
トイレほどの必須さはないものの、ハムスターは砂浴びして体を清潔に保とうとします。余談ですが、この様子がまたかわいい( ;∀;)
トイレ用とは別に砂浴び用の砂は細かい砂を用意した方が良いです。浴び砂用の砂を用意しましょう。
また、こちらに関しては絶対に必要という訳ではありません。最初は無くても良いでしょう。
ちなみにハムスターに水やお湯のお風呂は不要です。むしろ虐待といえますので、絶対にNGです。

ハムスターを飼うための準備 ⑨温度計

ハムスターにはハムスターの過ごしやすい温度というものがあります。ケージで大半を過ごすハムスターは犬や猫と違い快適な場所に自由に行き来できないので、ケージの温度には注意を払うようにしたいです。
ちなみにハムスターと人間が共に無理せず暮らせる温度を考えると私は、20~26℃くらいの範囲の室温がベストだと考えます。

つまり「温度管理」がハムスターを飼う上で重要です。そうなると必要になるのが温度計です。
更にいうと湿度計も付いた「温湿度計」のようなものが良く、デジタルなものが使いやすいです。

下記のようにケージにテープ留め可能な温度計もありますので、こういったものを設置するのも良いでしょう。

更に便利に温度管理をしたい場合はもう少しお付き合い下さい。(興味ない方は読み飛ばして(´・ω・`) )
さらに楽に温度管理をしたいということであれば、スマホから温度や湿度を確認できるような温度センサーをケージの隣設置すると良いでしょう。「リアルタイム」な温度を確認することができるほか、過去の温度を確認できるので便利です。
どう便利か例を挙げると、下記のようなことができます。
- 人間が眠りについた深夜帯の温度を確認
- 想定より温度が低下していたことを把握
- 深夜帯の防寒対策を打ち出す

ハムスターを飼うための準備 ⑩ヒーター

決して必要になるものではないですが、ケージを温めるヒーターの購入をどうするか検討した方が良いでしょう。ヒーターは消費電力はかなり低く抑えられます。
上記画像は、ケージ下に敷くタイプのヒーターです。このタイプは極端に熱くなり過ぎず、ハムスターに汚されたり、噛まれてたりしないため安心です。
ヒーターは省エネですので「良いな」と思われるかもしれませんが、おすすめできる人は温度管理を十分できる人です。
ウェブサイト、ブログなどでヒーターを利用したアイデアを紹介している人がいます。
多くはケージ内の温度の温め方のみの紹介に留まっており、温まり過ぎた時のリスクヘッジができていなかったり、ケージの中と外でどの程度温度が変わったのか不明瞭なものが多いです。
ヒーターをメインで冬を越したい方は、そういった情報をあまり鵜呑みにせず、ヒーターを使うことでケージの内の温度がどの程度上昇したか事前検証することをおすすめします。
また、実際にハムスターを入れてからも温度変化のリスクに対応できる仕組みを確立するした方が良いでしょう。
ヒーターについては、こちらでレビュー記事を参考にしてみてください。


私はヒーターも持っていますが、真冬はエアコンを常時付けっぱなしにして、無難に防寒しています。その理由についても参考までに。

当然のことですが、ずっとエアコンを付けていると電気代は掛かります。冬場の電気代の目安はこちらの記事を参考にしてみてください。

前述しましたが、ハムスターの適正温度は「20~26℃」くらいだと考えます。正直真冬は厳しいので、ヒーターに過度な期待は禁物です。
ハムスターを飼うための準備 ⑪スケール

ハムスターの体調管理をする上で健康的に育っているか確認するためにハムスターの体重を図ります。体重を図るといっても特別な機材が必要になるわけではなく、キッチンスケールで十分です。
また、ハムスターに与える餌量を計るのにも役立ちます。
ただ、正確に体重を図るためにも、デジタル式の方がおすすめです。

ハムスターを飼うための準備 ⑫キャリーケース

情報はあまり多くないですがキャリーケースは必須です。
キャリーケース用途としては、ハムスターを病院に連れていく時にケージごと持っていくのが難しい時やケージを掃除している間に使うことが多いのかなと思っていますので、専用のキャリーケースでなくとも、何か安全にハムスターを運搬できるものを準備しておいてください。
もちろん、ハムスター専用のキャリーケースも売っていますが、個人的には虫かごでも良いと思っています。
選ぶポイントは下記です。
- 透明なケースであること
- 中にいるハムスターの様子が分かりやすいため、体調の変化に気付きやすい
- ハムスターが脱走する、ハムスターが指を挟むなどの怪我をするリスクがなく、それでいて持ち運べるサイズのもの
- 私はダイソーで購入した300円の虫かごを利用しています。参考までにサイズは下記です。
- 外寸サイズ(約):幅23cm×奥行き15cm×高さ16.3cm
例えば、雨で染みこんだり、ハムスターが脱走してしまうようなリスクのある紙袋は当然代用品にはなりません。
ハムスター専用のキャリーケースには給水器なども付いていて使い勝手は良いかもしませんが、私は購入したことがありません。


ハムスターを飼うための準備 その他
ハムスターを手に持ったりすると噛まれることもあります。「ちょっと怖いな」とか思う方もいるとでしょう。
とはいえ、ハムスターをケージから出すことは、お世話をする上で避けては通れません。
そんなときは、ハムスターを移動させる専用のコップを用意すると良いでしょう。コップを横にして、その中にうまくハムスターを誘い込むようなイメージです。
高さがないコップだとすぐ出てきてしまいますので、それなり高さがあり、細すぎないコップがおすすめです。
下記でも触れていますので参考にしてみてください。

【参考】ハムスター飼育セットはどうなのか?
よく、「ハムスター飼育セット」という形で、すぐにお迎えできるように飼育用品が一式セットになって販売しているものを見かけます。
私もこのようなセット販売しているものを購入したことがありますが、使い続けている飼育用品はあまり多くありません。(餌箱やトイレ容器くらいかと)
自分で色々調べ、学習していく過程で取り換えてしまいました。自分自身でこだわりを持って、1つ1つの飼育用品を選定していく方が良いです。
そのため、この記事ではハムスターを飼う上で必要になるアイテムとその選び方を紹介しますが、ご自身で更に色々を調査した上で、選定していくことを推奨します。
もし、飼うハムスターの種類がジャンガリアンハムスターで、飼育用品を選ぶ時間が中々取れない方は、下記の記事も参考にしてみてください。おすすめの飼育用品を紹介しています。
ハムスターの飼育グッズを購入するなら、楽天がおすすめです。Amazonよりも安く購入できるケースが多いです。

Amazonと楽天でハムスター用品を検索するならこちらから。Amazonは小動物カテゴリー、楽天はハムスターカテゴリーのページに遷移します。