ハムスターは臭いがあまり気にならないペットでしょう。ただし、動物なので完全に無臭ではありませんし、キチンとお世話をしないと臭いも気になってくるでしょう。
この記事ではハムスターの臭いの原因とその対策について紹介します。
目次
ハムスターの臭いの原因
ハムスターの臭いの主な原因ですが、下記理由が考えれます。
- ハムスターのオシッコ
- ハムスターの体臭
- ハムスターに与えた餌の腐敗
ハムスターのオシッコ
上記でハムスターの臭いの原因を3つほど挙げましたが、ハムスターの臭いの原因は、ほとんど「オシッコ」です。
ハムスターの場合、うんちはそれほど臭わないのですが、オシッコに関しては臭います。間近で臭いを嗅ぐと結構強烈です。
ハムスターの体臭
ハムスターも動物ですので体臭はあります。
とはいえ大型動物に部屋に入った瞬間に存在が分かるような感じではありませんので、ハムスターの体臭自体はそれほどではありません。
ハムスターについて少し触れると、ハムスターには「臭腺」があります。臭腺から縄張りやマーキングのために分泌液を出します。これが体臭の原因になっていることが多いです。
ハムスターの体臭ですが、個体差があるように感じます。
同じような環境で飼っていても、臭いがある子とほぼ無臭な子がいます。
ハムスターに与えた餌の腐敗
ハムスターが食べ残した餌が腐ってしまったりして、臭う場合があります。特に生野菜や果物は鮮度の劣化が激しいので、腐りやすいです。
ハムスターの臭い対策
ハムスターの臭いの原因は上記で紹介した通りです。以降では、ハムスターの臭い対策について紹介します。
トイレを用意する
ハムスターを飼っている多くの方が実践していると思いますが、ハムスター用のトイレを用意しましょう。
ハムスター用のトイレを設置しているペットショップはあまりないかもしれませんので、「不要なのでは?」と思うかもしれませんが、ケージには「トイレの容器」と「トイレ用の砂」を準備することをおすすめします。
ハムスターがトイレの砂でオシッコをしてくれるようになってくれれば、臭いの元であるオシッコをケージ内から除去しやすくなります。
毎日トイレ砂のオシッコで汚れた部分を取り除いてあげるだけでも、臭いはかなり改善されます。
トイレの容器と砂はこちらの記事も参考になりますので、検討されている方はこちらも読んでください。
トイレ容器を洗う
上記の通り、トイレの砂のオシッコで汚れた部分を取り替えるだけでも、かなり臭いを軽減できますが、トイレ容器そのものにも、少量のオシッコは付着しますし、濡れたトイレ砂が容器にへばり付いてしまっている場合もあります。
そうなるとトイレ容器そのものが臭い付着しています。
定期的にトイレ容器を水洗いすることで臭いを軽減できます。
汚れた床材取り除く
トイレを覚えず床材の上でをオシッコしてしまう子や普段トイレでオシッコをする子でも、稀に床材の上でオシッコをしてしまったりすることもあるでしょう。
床材のオシッコで汚れた部分は毎日取り除くようにしましょう。
トイレの砂と比べる視覚的に見つけることが難しいかもしれません。
下記の床材は、白いのでオシッコで汚れた部分が多少乾いてしまっても分かりやすいというメリットがあります。
※デメリットはウッドチップに比べ高価な点です。
白い床材については、下記の記事でも触れている商品を参考までに紹介しておきましょう。

飼育グッズを洗う
回し車や巣箱の中など飼育グッズでオシッコをしてしまったり、体臭が染み付いてしまっていることがあります。
トイレのみならず、床材や飼育グッズが汚れていないかチェックして、汚れている床材は取り除き、臭いがする飼育グッズは、水洗いするようにしましょう。
ハムスターの飼育グッズで良く使われる素材は下記が大半でしょう。
- プラスチック製
- 陶器製
- 木製
上記のうち、陶器製や木製の飼育グッズは染み付いたオシッコの臭いが中々取れないことが多いです。
もし、飼育グッズにオシッコをしてしまうことが多く、臭いの原因になっているようであれば、ケージにおいている飼育グッズの素材を見直すのも選択の1つになるでしょう。
ハムスターが蓄えていた餌を取り除く
生の野菜や果物などの腐りやすい食べ物を与えた場合は特に注意が必要ですが、基本的に食べ残したもの(食べかけのペレットなど)は処分してしまっても構わないです。
また、餌皿になくても、巣箱やトイレなどに持ち帰っている可能性もありますので、ケージ全体に食べ残しがないかも注意が必要です。
餌の与え方にも注意が必要で、果物や野菜を与える場合は、ペレットと別皿にした方が衛生的良いです。
餌皿は多少深さがある小皿でも代用可能です。100均で調達可能ですので、ケチらずに用意することをおすすめします。
ケージそのものを洗う
上記までの内容はどちらかというと部分的な原因でした。そうではなく、ハムスターの生活拠点そのものであるケージから臭いは発している場合もあり得ます。
トイレや床材を取り替えてもオシッコの臭いや体臭などがケージに染み付いてしまっていることがあります。
目安としては月に一度くらいの頻度で良いですが、その際にケージ全体を水洗いして、床材やトイレ砂も一式入れ替えると良いでしょう。
上記で紹介したトイレ容器の掃除、飼育グッズの掃除もこのタイミングで実施するのもアリです。
衛生面からもケージや飼育グッズは定期的に洗った方が良いでしょう。
下記の記事でも紹介していますが、ケージはシンプルな構造な物をおすすめします。

例えば、シンプルなプラケースとパイプやロフト、階段などのパーツが多くゴチャゴチャしているケージは洗う手間が違うのは明白でしょう。
洗うのが面倒なケージだと、ケージの掃除そのものが先延ばしになってしまいがちです。
ハムスターのオシッコの臭いと体臭そのものを対策することはおすすめしない
オシッコについては、
この記事を読んでいる方の中には、体臭がどうしても気になっていて対策したいと思っている方もいるかもしれませんが、無理に対策しない方が良いでしょう。
ハムスターの体臭ですが、個体差があるように感じます。
同じような環境で飼っていても、臭いがある子とほぼ無臭な子がいます。
臭いの対策 まとめ
ハムスター臭いの対策について紹介しましたが、基本的な対策を一言で言ってしまうと「ハムスターの住んでいる環境をキレイに保つこと」です。
対策については、上記までで記載している通りですが、簡単にまとめます。
- 毎日汚れたトイレの砂を交換する
- 毎日汚れた床材は交換する
- 餌は毎日取り換える
- トイレ容器、ケージ、その他飼育グッズは月に一度は洗い、床材をまるごと交換する
注意点としては、水洗いする場合は、水気をキチンと取ってからケージに戻した方が良いです。
ハムスターは水気は苦手ですし、衛生上良くないです。
やってはいけない臭い対策
ハムスターの臭いが気になるからといって、やってはいけないハムスターの臭い対策もあります。
その内容を下記で紹介します。
芳香剤や香水は避ける
香りの強い芳香剤、香水は避けたほうがいいです。
また、臭いは日々のお世話で解消することが基本ですので、芳香剤や消臭剤に頼らないでください。
ハムスターのお風呂は不要
ハムスターは犬や猫のようにお風呂に入れた方がいいのかな?と思うかもしれませんが、ハムスターは水に濡れること自体がNGなので、絶対にやめてください。
ハムスターは水に濡れてしまうと体温調節がうまくできません。風邪を引いてしまったり、体調を崩すリスクがあります。
そもそもハムスター自体がキレイ好きですで、毛づくろいをして体をキレイにしています。
ハムスターのお風呂といえば砂を浴びることです。
ケージにトイレとは別に浴び砂を入れた容器を入れると毛や皮膚の汚れを落とすために使ったりします。
必須ではないですが、気になる方は使っても良いでしょう。
ハムスターの飼育グッズを購入するなら、楽天がおすすめです。Amazonよりも安く購入できるケースが多いです。

Amazonと楽天でハムスター用品を検索するならこちらから。Amazonは小動物カテゴリー、楽天はハムスターカテゴリーのページに遷移します。