SNSでは様々なペットがアップされています。もちろん、ハムスターの投稿も少なくはないです。SNSへの投稿自体は問題ないのですが、やはり気持ちの良くない投稿もそれなりになります。
私はただの「ハムスターの飼い主」です。ただの飼い主からのハムスターを飼う上であまり影響を受けない方が良いSNSの世界と現実の差について触れていきます。
目次
【ハムスター】SNSの世界と現実の差
私もSNSをやっていますし、ハムスターアカウント(ハムアカ)を持っていました。アカウント自体は今も残っていますが、投稿はしていません。
SNSにバンバン投稿していた時は少なくとも、1日1回以上はアップしていましたし、多くの仲間に出会えることができました。
それはそれで楽しかったですし、コメントやいいねが付くことの「嬉しさ」というのも実感しました。
ただ、フォロワーが数百人になってからは、ちょっと疲れてきましたね。
ちょっと、導入が長くなってしまいましたが、SNSの世界でアップされているハムスターの動画や写真は、「見る人を意識していることが多いです。」
つまりハムスターの日常そのものでは、珍しさもあまりないですし、ちょっと工夫をする必要が投稿者にはあるという事です。
もちろん、そのこと自体が悪いという訳ではありません。
ただし、あまりマネしない方が良い事もあります。
- 種子(ひまわりの種)を必要以上に食べさせる
- ハムスター同士が仲良さそうに見せている
- 犬や猫のような大型動物と仲良くしているに見せる
- 他人の動画や写真をパクってフォロワーを増やそうとしている
あくまで一例ですが、こんな感じです。
①~③については、ハムスターに興味がありこれから飼おうとしている人に悪影響を与えかねません。
でも投稿している人達にも、悪意がない人達が多いです。この点は後で補足します。
④に関してはただ単に憤りを感じているのですが、いわゆる「かわいい動物の動画」、「おもしろ動画」的な感じで色々な動物の動画や写真を扱っているアカウントです。
しかも、他人の動画や写真を平気で転用するところがヤバイです。
ハムスターを実際に飼うと分かると思いますが、ハムスター寝てばかりです。
起きている時は、回し車で走るか、食事しているか、毛づくろいしているか、トイレしているかなどパターンはそれほど多くありません。
見る側の人たちはSNSを「マネ」しない方が良い
上記でも紹介したように、SNSで投稿する人達は、その意識の幅はありつつも「見る人を意識」して投稿します。
ユーザー目線ではなく、ありきたりな投稿など、SNSの世界では埋もれていくだけなので、「ちょっと変わった投稿」をすること自体不思議ではないです。
多くの投稿者は、ハムスターを飼う中で偶然起こったことやたまたま見せた表情が可愛かったり、面白かったりした瞬間を捉えて、それをSNSに投降して見る側へ訴求します。
しかし、そうそう面白いことは起き得ません。なので、企画したり検証するなどの投稿になっていくわけです。
そして、投稿者が「過剰にやり過ぎている」ことを見る側の人たちは「マネ」しない方が良いという事です。
どういうことか説明します。上記でも紹介した内容を例にしましょう。
種子(ひまわりの種)を必要以上に食べさせる
ひまわりの種をはじめとする種子は、現代的なハムスターの飼育方法ではカロリーが高く推奨されません。
「たまにおやつとしてあげるくらいな大丈夫」くらいの位置付けです。
ひまわりの種はメッチャ喜びますが、適量を意識して与えるようにしましょう。
ハムスター同士が仲良さそうに見せている
ハムスター同士が仲良くしている(ように見える)動画や写真は、多くの人の心を捉えます。
しかし、ハムスター同士が仲良くなることは基本的にはあり得ません。
こういったハムスター同士が仲良くしている動画や写真を見かけた時には、下記の2つだと思ってください。
- たまたまその瞬間を捉えただけ
- たまたま多頭飼いに上手くいったケースだっただけ
①はそのまま受け取ってください。SNSで良くある「切り取り」です。たまたまその瞬間を捉えて写真や動画を撮ったのです。
もしかしたら、その瞬間を捉えるために「エサで釣っている」かもしれません。ハムスターはエサを食べている時は、食べることに夢中ですから喧嘩に至らないでしょう。
②について補足します。多頭飼いできるとするならば、「ロボロフスキーハムスター」という種類くらいであとのハムスターで多頭飼いは難しいです。稀にジャンガリアンハムスターを多頭飼いして上手くいっていることもあるでしょうけど。
基本的にハムスターは群れずに生活しますし、縄張り意識も高いのです。つまり寂しいとか仲が良いという概念は存在しません。
※子孫を残すために異性は求めます
ペットショップへ行った際、大きくなったハムスターに注目してみてください。
小さいハムスター達は、同じ空間で生活しているのに、大きくなったハムスターは一匹で過ごしていることに気付くはずです。
なぜかというと、大きくなって縄張り意識が芽生えたからです。当然自分の縄張りなのにハムスターが複数いれば喧嘩してしまうでしょう。
マネをしないことをおすすめします。
犬や猫のような大型動物と仲良くしているに見せる
犬+ハムスター、猫+ハムスターなどのコラボレーションを強力です。みんな注目するので良く「いいね」や「コメント」が付くことでしょう。
では、実際にハムスターが犬や猫との生活を楽しんでいるかというと、そうでもないという事が多いです。
ハムスターとしては犬や猫の存在を「天敵」として見ている事が想定されます。
つまり、犬や猫と仲良くしている風の写真や動画を撮るために、ハムスターは相当なストレスを与えてしまった可能性も考えられます。
自分でハムスターを飼う場合はマネしない方でください。
ハムスターを飼う場所は「ハムスターより大型で自然界で天敵となり得るような動物と同じ部屋は避ける」べきです。
下記の記事でも触れていますので参考にしてください。
さいごに
SNSに影響を受けてハムスターを飼う人が増えること自体は、私としてもとても嬉しいことです。
しかし、SNSで見られる投稿の中には、ハムスターにとってストレスを与えてしまったり、怪我をさせてしまう危険性を感じる動画や写真も少なくありません。
正しい知識を持って、ハムスターに接するようにしましょう。
多頭飼いや大型動物(ハムスターより大きい犬や猫など)とは離して飼うことは多くの飼育書でも見られてる記述です。
例えば下記のような書籍でも触れていますので、参考にしてみてください。
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