ハムスターは基本的にケージで飼うことになりますが、ハムスターが暮らしていたであろう野生環境を想像すると「狭そうだな」と思ってしまいます。
そこで、「放し飼い」の発想が生まれます。野生環境の広さは無理でも、少しはマシですからね。
ハムスターをそもそも放し飼いできるのか?放し飼いをする上で気を付けなければならないことは何なのか理解しましょう。
目次
ハムスターの放し飼いはできるのか?!
ハムスターは放し飼いできるのか?答えは「放し飼いできなくはない。」です。
「放し飼いできなくはない」ですが、かなりリスクがある飼い方です。
ハムスターを放し飼いするリスクについて説明します。
ハムスターはあらゆるものを口に入れる
ハムスターはあらゆるものを口に入れます。
床に「人のご飯やおやつ」の食べカスが落ちていればそれを口に入れます。ハムスターが食べてはいけない食べ物や調味料なども含まれるかもしれません。
食べ物でなくてもゴムやビニールなどを口に入れてしまうこともあります。
ハムスターが本来食べてはいけないものを食べて中毒を起こしてしまったり、詰まらせてしまうなどのリスクが考えられます。
ハムスターはあらゆるものを噛む
ハムスターは齧る習性のある動物です。スマホの充電器の電源コードや家具やカーテン、カーペット、壁紙、ゴミ袋など、ハムスターが届く範囲の噛めるものは、なんでも噛まれてしまうと思ってもらった方がいいです。
ハムスターを放し飼いにすると部屋にあるものがボロボロにされかねません。ハムスターが何かマズいものを噛んでしまったがために怪我や病気に発展する危険性があります。
ハムスターの糞尿で部屋が汚れる
もう想像通りかもしれませんが、ハムスターの糞尿で部屋が汚れてしまいます。
ケージ内であればトイレを置けばそこを使ってくれますが、広い部屋にトイレを設置したところでそう都合良く使ってくれるか分かりません。
ハムスターのオシッコは臭いですし、ウンチも毎日頻繁にします。
また、ハムスターは習性的に狭い隙間などを巣として使うので掃除も大変です。
では汚さに我慢すれば掃除はしなくても良いのかというと「ノー」です。不衛生な環境はハムスターの病気の原因にもなります。
ハムスターを怪我させてしまう
ハムスターを放し飼いするということは、私たち人間とハムスターが生活スペースを共有することを意味します。
人間とハムスターではあまりにも体格差があります。ハムスターを軽く踏んでしまっただけで大怪我する可能性もあります。
人間とハムスターの生活スペースを一緒にするのは無理がある
上記ではザっと思い付くレベルで放し飼いをするリスクについて紹介しました。これ以外にも危険なことはあるかもしれません。
ハムスターの住む世界と人間の住む世界は分けることは理にかなっているといえます。
ハムスター用の別室を用意できる方なら放し飼いも現実的かもしれません。
別室が難しい場合は、「サークル」を利用してハムスター用のスペースを作ってあげる方がリスクは少ないです。
もちろん、下記のような狭いサークルでは、放し飼いする意味はありません。もっともっと広いサークルが必要になるでしょう。
さいごに
ハムスターの放し飼いについて説明しましたが、放し飼いは結構難しいというか現実的ではないのかなと思います。
ケージで飼うと掃除などのお世話はすごく楽ですからね。
もちろん、広いスペースで飼うことはハムスターにとって良い事でしょう。しかし、様々なリスクや手間を考えると「広いスペースで飼う=正しいこと」とは言い切れないません。
何はともあれ、ハムスターの放し飼いは十分に良く検討してから実践しましょう。
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