野菜のハムスターは地中に巣穴を作り生活しますので、野生環境を再現するために「土」を使って飼った方がいいかもと考える方もいるかもしれません。
もちろん、土で飼うことによるメリットはもちろんあるでしょうが、「家庭で飼うこと」を考えると土はあまりおすすめできません。
タイトル通りですが、デメリットの方があると考えるからです。その理由を説明します。
ハムスターを土で飼う デメリット
ハムスター用の床材として使われるのは、木製、紙製のものや牧草、土など選択肢は豊富です。
私が使うのは、木製か紙製の床材が多いです。
「本来、土で生活していたハムスターに対して、木や紙を利用するのはなんでだろう?」と思うかもしれません。
確かに、土の方がより自然に近い形でハムスター飼うことはできるかもしれません。しかし、そのメリットよりもデメリットの方が多く、家庭で扱うには難しいと考えます。
木製、紙製の床材と比べると土には下記のデメリットがあります。
- 怪我や病気が分かりづらい
- 家が汚れる
- 飼育環境を清潔に保てない
怪我や病気が分かりづらい
土で飼うとオシッコやウンチを見つけにくい、出血に気付きにくいです。
ハムスターは血尿したり、下痢になることがあります。土だとオシッコやウンチを見つけにくく、ハムスターが怪我して出血していたとしても非常に分かりにくい…
つまり、そういったトラブルの発見が遅れる可能性があるということです。
ハムスターの怪我や病気の進行はとても早くため、早期発見と対応はとても大切です。
このデメリットはとても大きく、これだけでも土は避けた方がいい理由になると考えます。
家が汚れる
ハムスターは室内飼いする生き物です。
暑さや寒さにそれほど強い訳でもなく、直射日光は避けなければいけません。
また、外は鳥や動物など天敵に襲われる可能性のある屋外はとても危険です。
室内で土を扱うと家は汚れやすくなります。
いくらケージの中で飼うとはいっても、ハムスターをケージが出したり、飼育グッズを出したり、土を交換する機会は避けられません。そうした時に土が床にこぼれると厄介です。
木製や紙製の床材もこぼすことはありますが、摘まんでゴミ箱に捨てたり、ちょっと掃除機で吸うだけで簡単にキレイになります。
土はカーペットなどに入りこんでしまうとちょっと落ちにくいですし、家が汚れやすいです。
飼育環境を清潔に保てない
木製、紙製の床材より、土は細かいのでケージを掃除するのも大変です。
頑張ればある程度、飼育環境を清潔に保つことは可能だと思っていますが、土が給水ボトルの飲み口に付いてしまったり、土が餌(特に生の野菜や果物)に付いてしまい汚れてしまうことを避けるのは難しいです。
木製、紙製の床材であれば、そこまで汚れませんが、土が水分に触れるとどうしても汚くなります。
そのほかにも、土の場合だと通気性は悪く、カビと雑菌の繁殖などのリスクもあるかもしれません。
土よりおすすめの床材
上記のように、土は床材としておすすめできるものではありません。
では、ハムスターに適した床材は何なのか?
おすすめは、土と比較の対象にしている「木製」、「紙製」の床材です。
木製の床材は比較的安価ですが、アレルギーの原因となりやすいと言われています。アレルギーを未然に防ぐために、紙製の床材を選択するのもアリです。
下記でおすすめの床材を紹介しているので参考してみてください。
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