ハムスターを飼育しながらも、様々な事情により引っ越すことがあると思います。私自身もハムスターと引っ越しした経験があります。
ただ単に引っ越し先の物件が「ハムスターの飼育がOK」だったとしても、移動に耐えうるのか?どの程度の距離なら大丈夫なのか?何に気を付けなければならないのか?など気になることが多いと思います。
今回の記事では、私自身の経験を踏まえ、ハムスターと一緒に引っ越しをする時のポイントを紹介していきます。
目次
ハムスターと引っ越しは可能だが、ハムスターへの負担は大きい
結論、ハムスターを連れての引っ越しは可能です。しかし、移動や新居という新しい環境はハムスターにとっても負担が大きいです。その点、まず認識が必要です。
移動は別途詳細はこのあと記載していますが、徒歩圏内以外であれば、「自分で車で運ぶ」がベストです。
ただし長時間の移動はリスクがあると考えた方が良いかと思います。(私自身引っ越しした際は、車で2時間程度の距離でした。)
また、新居に到着したあと、できるだけ早くハムスターが過ごしやすい環境を提供できるようにしたいところです。引っ越し時の段取りが悪くて、空調が無い環境で夏や冬を過ごすなど無いようにしましょう。
詳細を以降で解説していきます。
ハムスターを運搬する際の注意点は?
できるだけ、ハムスターに負担が掛からない方法で運搬したいところです。では、ハムスターを運搬する際にどのようなことに気をつける必要があるのでしょうか?
運搬中の温度を保つ
やはり、ハムスターの過ごしやすい温度を保って頂きたいところです。運搬時の温度を確認するためにも一応、普段使っている温度計も持っていった方が良いです。
ハムスターの最適な温度は飼育本などにより、ややバラつきはありますが、目安としては、20〜26℃あたりが基準になります。少し基準より下回ったり、上回る分には大丈夫ですが、温度状態は常に気にしてあげるようにしましょう。
直射日光を避ける
夜行性のハムスターはできれば夕方以降に移動した方が良いですが、引っ越しのスケジュール上、やむを得ず日中帯に移動する場合は、直射日光には気を付けてください。
直射日光を避けるため、日光を遮る布のようなものがあるとベストです。
車で引っ越す場合いつものケージでハムスターを運搬する
可能であればいつも使っているケージでハムスターを運搬してしまうと良いでしょう。気をつける点としては、運搬するのでケージの中の飼育グッズが動きます。怪我を避けるため、動きやすいものは避けたり、一時的に固定するか対策しましょう。
水やご飯は入れておきたいところですが、特に水は給水機が落ちたり、倒れたりして怪我や水浸しにならないようにしたいところです。事前に点検しておきましょう。
徒歩で引っ越す場合はキャリーケースの方が安全
徒歩で引っ越す場合、その距離と季節や時間帯にもよりますが、ケージで運ぶよりもキャリーケースなどにハムスターを移し運搬した方が安全です。
ケージの場合、重く大きいため、「ケージを落下させてしまうリスクがある」、「日光を遮るのが難しい」などの懸念があります。
キャリーケースであれば、大き目のトートカバンで外気や日光をガードできますし、落下リスクも少ないです。
もし、キャリーケースがない場合は、虫かごでも良いので準備することをおすすめします。
極力振動避ける
運搬時の振動を完全に避けることは難しいですが、極力避けるようにしたいところです。私が運搬した時も感じましたが、ハムスターは振動があるとそれに反応してしまうので、負担になります。車で移動する場合は、分かる範囲で負担が少ない道のりの経路を選ぶなど配慮してください。
ハムスターを運ぶ移動手段は何が良い?
自分で引っ越し先まで運ぶ
徒歩圏内なら徒歩で良いですが、もしそうでないのであれば、車がベストです。
上記、「ハムスターを運搬する際の注意点」で紹介した通り、ハムスターを運搬する時に温度調節やケージを置く位置など、色々と自由な方が良いです。公共交通機関だと、自由度は低いですからね。
もし、自身で車を運転できないようでしたら、家族や友人に協力してもらったりしては如何でしょうか?
車の免許は持っているけど、周りにあまり迷惑を掛けたくないという方は、一部カーシェアリングサービス等ではペットOKなところがあるようです、レンタカーは小動物なら同乗できるところもそれなりにあるはずですので、是非車での移動を検討してください。
ハムスターを運搬してくれる業者に依頼する
ハムスターなどの生体を運搬してくれる引っ越し業者もあるようですが、それとは別に生体を運搬してくれる業者があるようです。
これらのサービスは使っていないので分かりませんが、個人的には選択肢になかったです。
仮に依頼する場合は、どういった環境でハムスターが保管され、運搬されるのか?運搬される時間はどの程度なのか?しっかり確認し、新居に早くハムスターを迎え入れるようスケジュール調整しましょう。杞憂かもしれませんが、ハムスターの運搬だけが早すぎたり、逆にハムスターの運搬が遅れ到着が翌日になってしまうなど無いようにしたいところです。
引っ越し先(新居)の飼育環境準備
ハムスターは運搬による移動でバテてますが、新たな住まいである新居に対しアウェイな環境と認識し、不安に感じるはずです。引っ越ししてすぐはバタバタしていると思うので、暫定的でも良いので、落ち着いて過ごせる環境を準備してください。
引っ越し先の飼育環境を整えるために調整する
例えば、ハムスターケージなどを引っ越し業者にお願いし、ハムスターは自分で運搬した場合、多少タイムラグがどうしても発生します。
このタイムラグが多少であれば、大丈夫ですが、日をまたぐとなると問題です。
引っ越しは家具の整理、荷造り、業者とのやり取りなど色々なことに気を配らなくてはならないので、色々と「タスクの漏れ」が発生しがちですが、ハムスターの飼育環境をいち早く整えられるよう調整も忘れずに行ってください。
静かに過ごせる場所を提供する
間取りによって中々難しいでしょうが、家具を設置したり、物音が大きい作業をする時は極力静かな部屋にケージを置いた方が良いでしょう。 別部屋が難しい場合は、床振動が伝わりづらく、物音がする場所から少し遠ざけるなどしましょう。
ハムスターが過ごしやすい室温にする
運搬時同様ですが、ハムスターの過ごしやすい温度にしてあげてください。特に真冬や真夏は注意が必要です。用意周到準備をしましょう。
- エアコンをすぐに使えるようにする
- 冬であればペットヒーターはすぐに使えるように準備する
- エアコンやペットヒーターが無理なのであれば、他に対策する(とはいえ、真夏にエアコンがないのは厳しいでしょう。。)
さいごに
引っ越しを契機にハムスターに何かあっては、新居での生活がブルーな気分でスタートすることになってしまいます。
ハムスターと一緒に素敵な新生活を過ごすためにも、ハムスターの負担に配慮した引っ越しをするように心掛けましょう。
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