給水器でハムスターが水を飲まないとちょっと不安になりますよね?
- ハムスターが急に給水器から水を飲まなくなった。
- お迎えしたばかりのハムスターが給水器から水を飲んでいない様子だ。
ハムスターにとって水は命の源ですので、飲んでくれないと不安ですよね。
この記事では、給水器から水を飲まないハムスターへの対策をテーマとします。
給水器から水を飲まないハムスター その理由とは?
ハムスターが給水器から水を飲まない理由としては、以下のような理由が考えられます。
給水器から水が出るのをわかっていない
特にお迎えしたてのハムスターは給水器から水が出るという事実によく分かっていない場合があります。
特にお迎えしたばかりのハムスターではこういった事があり得る話です。
また、給水器を新たに買い替えした場合も気を付けたいところです。
新しい給水器に付け替えたばかりだと、もしかすると「ここから水が出るんだ」とハムスターが認識できていない可能性もあります。
野菜から水分を摂取している
生の野菜、果物などを与えている場合、水分を野菜や果物から摂取できるため、ハムスターが給水器から水を飲む事が少なくなりがちです。
だからといって、水気の多い野菜や果物を与えるのはあまり良くないですし、餌を野菜だけにすることも避けてください。
主食はペレットで、野菜は副食、果物はたまに与えるくらいで十分です。
また、野菜や果物の水分量を期待して、給水器の水を補給やめたり、給水器を撤去することおすすめできません。
「野菜から水分を取っているようなので、給水器は取り外してもみようかな?」
という判断はせず、あまり水を飲んでいないようでも給水器は取り付けたままで、新鮮な水を入れておくようにしましょう。
実は給水器から水を飲んでいる
お迎えしたばかりでまだ周囲の環境に慣れていないハムスターの場合、飼い主がいる前ではあまり姿を表さない事もあるでしょう。
給水器で水を飲む姿を見てないだけで、実はちゃんと飲んでいるかもしれません。
ちょっと注意なのは、「置き型」の給水器や水を飲んでもあまり音が出ないタイプのノズルの場合は、飼い主も気付きにくいです。
給水器を飲んでいる姿ではなく、給水器に入っている水の残量をチェックした方が良いでしょう。
置き型の給水器を使っている方は、給水ボトルが見えにくいと思います。面倒ですが、蓋を開けて水の残量チェックしてみると良いでしょう。
給水器の問題で水が飲めない
実は給水器から水が出ないので、ハムスターが水を飲めないのかもしれません。
給水器から水が出ない理由としては、
- 給水器の故障により水が出ない
- 給水器の取り付けが悪く水が出ない
などがあり得ます。
給水器を販売するメーカーの肩を持つわけではありませんが、正しい使い方、取り付け方法に従い利用するようにしましょう。
給水器の取り付け位置が悪い
ハムスターにとって飲みづらい位置に給水器がある。
- 高過ぎる位置に給水器がある
- そもそもノズルの位置が悪い
などにより、給水器がハムスターの飲みやすい状態になっていないかもしれません。
特に新しい給水器を購入し、ケージに設置する時はハムスターが飲みづらくないか必ず確認した方が良いでしょう。
水を飲まないハムスターに水を飲ませるには?
水を飲まないハムスターに水を飲んでもらうにはどうすれば良いのか紹介します。
上記原因に対するアンサー的なものです。
※原因部分でも多少触れている内容もあります。
給水器から水が出ることを認識してもらう
タイミングとしては、特に新しくハムスターを家にお迎えしたり、給水器を取り替えたばかりの時でしょう。
ハムスターが起きてきて給水器まで誘導したら、ノズルをちょっと指で押して水を軽く水を付けてハムスターの口に近づけてみましょう。
うまくいくとハムスターがそのまま給水器に気付き、水を飲み始めることもあります。
飼い主としたら、「ちゃんと水の飲んでくれた」という姿を観れるので、ちょっとホッとできますね。
※ハムスターが全くもって、給水器の存在に気付かないということはあまりないかもしれませんが、
与える野菜、果物の分量を再検討する
そもそも、水を飲まないという問題以前に、野菜や果物だけを餌にしているのであれば見直した方が良いでしょう。
ハムスターの主食は栄養バランスを考えるとペレットが良く、野菜は少量の方が望ましいです。
メインはあくまでペレットですが、野菜については、キャベツ、ニンジン、ブロッコリー、小松菜などは毎日与えても良いです。
果物については、糖分や水分が多すぎる場合が多いので毎日与えるものではなく、「たまにあげるおやつ」として与えるようにしてください。
このような見直しにより、ハムスターが給水器で水を飲むようになる可能性もあります。
給水器から適量の水が出るか確認する
amazonなどのレビューを見ていると給水器から水が出なかったなど、トラブルも見かけます。
中には、ユーザ側の取り扱い方法の問題もあるでしょうが、新しく給水器を買った時や水を入れ替えた際などケージに取り付けたり、設置する時には、下記ついて確認するようにしましょう。
- 取り付け位置は適切で、水を飲むノズル位置が高過ぎないか?
- 給水器がケージにしっかりと取り付けられており、落下したり、転倒しないか?
- キチンと水が出るか?
- 水が出る場合、適量で水が過ぎてないか?(水漏れのようなことにならないか?)
実はハムスターは水に濡れると体温調整がうまくできず、健康状態が悪くなったりしてしまうケースもあります。
たいていの給水は軽く押すを少量水が出ます。
点検の意味も込めて給水器の水を取り替えた時には、指で給水器の先を軽く押し、少量の水が出ることを確認しましょう。
給水器の水漏れトラブルについてはこちらの記事を参考にしてください。
製品特性を理解して、正しく取り扱うことが重要です。
その他 注意すべき点
水をハムスターが飲まないからといって、かえって逆効果になってしまったり、お世話が疎かにならないようにしましょう。
下記はやってはいけないことです。
ミネラルウォーターを与えない
ハムスターに与える水は「水道水」が良いです。
逆にミネラルウォーターは避けてください。その理由は、ミネラルウォーターの水質の問題です。
ミネラルウォーターの水質は「硬水」が多く、カルシウムやマグネシウムなどが日本の水道水と比べ多いです。
そのリスクとしては、「膀胱結石」などの病気に掛かってしまう恐れがあるということです。
給水器を撤去する
原因の部分でもお伝えした通りですが、「野菜や果物から水分をとっているから大丈夫だろう」と思い込み、給水器を撤去しないようにしましょう。
水をいつでも飲めるよう給水器のある環境を提供しましょう。
給水器の水を取り替えない
ハムスターはそこまで水分量を取らない生き物です。
例えばジャンガリアンハムスターが、一般的に売っているハムスター用の給水器の水の量を一日で飲み干すことは、まずあり得ないです。
とはいえ、水そのものは痛みますので、給水器の水は毎日取り換えた方が良いです。
当然ですが、ハムスターが水を飲まないから給水器の中の水をそのまま放置するのもNGです。
給水器を使わない
給水器を使わずに、水を入れる皿などを用意する方法などもありますが、私はおすすめしません。
その理由は下記です。
- 床材が水を入れた皿に浸かってしまったりして、水が不衛生になりがち
- 水を入れた皿にハムスターが入ってしまう危険がある
というように給水器を使わないデメリットの方が大きすぎるためです。
トラブルが少なかった給水器について
私が今まで使った給水器でおすすめを紹介します。
ルーミィシリーズなら「マルチボトル」
もし、利用している給水器がルーミィシリーズであるならば、おすすめは「マルチボトル 80cc」です。
ルーミィというケージが分からない方はこちらを参考にしてください。
ルーミィと同じ三晃商会から販売している給水器で相性抜群です。
取り付ける際には、ホイールジョイントというパーツが必要なので、下記の2つを購入ください。
(もちろんすでに、ホイールジョイントを持っていて、余っている方はマルチボトルのみ購入ください)
高さ調整可能なことと、落下しづらいホールド感が使いやすいポイントです。
マルチボトルと取り上げた記事です。参考にしてみてください。
ルーミィに限らずですが、ケージと同一メーカーの給水器は相性が良く使いやすいこともありますので、第一候補として検討してみるのが良いでしょう。
ルーミィシリーズ以外なら「ウォーターボトルスモール ミニ」
ハムスター専用ケージではない場合、ちょっと困るのが給水器です。
例えば、下記のような幅広い生き物を想定した飼育ケースなどをケージとして利用する場合、給水器の取り付けるためのスペースやオプションパーツはありません。

こういった場合には、「ウォーターボトルスモール ミニ」をとりあえずおすすめします。
吸盤タイプの給水器は、ハムスターが齧ることでボロボロになるケースがありますが、こちらの商品はマジックテープ留めですので、ハムスターに噛まれる可能性が低く長持ちします。
確かに上記で紹介した「マルチボトル」に比べ、高さ調節はしづらく、マジックテープでの給水ボトルの固定ということで、心許ない点はありますが、ハムスター専用ケージではない場合のベストが今のところ、「ウォーターボトルスモール ミニ」です。
ウォーターボトルスモール ミニを取り上げた記事です。参考にしてみてください。

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