ハムスターの寿命は短いものでせいぜい2、3年程度です。
2,3年というのは、健康に生きられたケースです。途中、病気や怪我などによりもっと短命に終わってしまうケースもあります。
寿命を伸ばすとはいっても、何か劇的な対策がある訳では正直ありません。
ここに書いている内容は物凄く当たり前の話ではあるかもしれません。
しかし、その当たり前の積み重ねが、長生きに繋がります。(これまた当たり前のことですが…)
目次
ハムスターの寿命を伸ばすには
冒頭でお伝えした通り、「ハムスターの寿命=2~3年」というのは、健康に生きられた方だと思います。
お迎えしたばかりのまだまだ若いハムスターなのに、怪我や病気で死んでしまったなんてこともあります。
ハムスターが健康で長生きするということは、それだけ幸せな期間が長く継続することを意味しますので、飼い主である私たちが最優先すべき事項と言えるでしょう。
ハムスターの怪我と病気が短命の原因
ハムスターが短命に終わってしまう理由の多くは怪我や病気です。
ハムスターは、具合を悪くしてしまうと一気に悪化して死んでしまうケースもあります。
また、ハムスターが怪我や病気になったら病院に連れて行くのは当たり前なのですが、ハムスターを扱う病院は動物病院でもそれほど多くはありませんし、その小さな体は手術や治療が難しい場合もあります。
怪我や病気の予防と対応
ハムスターが怪我や病気にならないための「予防」、怪我や病気になってしまった時の「対応」が重要です。
怪我や病気の予防
怪我や病気にならないのがベストです。飼い主としては、未然に防ぐために予防に力を入れるべきです。
清潔で怪我しにくいケージ内の環境
ケージの中を清潔に保つようにしましょう。
細菌やカビなどが原因で病気になることもありますので、毎日オシッコで汚れたトイレの砂や床材、食べ残しなどは処分します。
それ以外にも巣箱や回し車などが汚れていることもありますので、もし汚れていれば拭き取るなどしましょう。
週1、2回程度の間隔で床材やトイレの砂を交換しましょう。
月一度はケージをお湯で丸洗いします。
汚れ過ぎた飼育グッズは、ケチらず捨ててしまうことも時には必要になります。
特に木製のアイテムは洗いづらく消耗品くらいに思っていた方が良いかもしれません。
ケージは怪我のリスクがないものを選びましょう。
ハムスターがよじ登ってしまうケージは落下して怪我をするリスクがあります。
金網のケージだとハムスターがよじ登るほか、噛み続けてしまうことが多いです。その結果、嚙み合わせが悪くなってしまう「不正咬合」に至るケースがあります。
おすすめのケージはこちら
遊具として有名な回し車も走行中に足を挟んで怪我をしてしまうリスクがあるものは避けましょう。
おすすめの回し車
もちろん、床材、給水器、巣箱などその他飼育グッズの選び方も重要です。それらについてはこちらをご確認ください。
適切な温度管理
ハムスターが快適だと思える温度で飼うよう心がけましょう。
私の場合は、20~26℃程度(多少誤差あり)くらいを基準で考えておくようにしています。
重要なのは「温度管理」です。
夏に温度を下げること、冬に温度を上げることが目的になってしまわないようにしましょう。
ただの「温度の上げ下げ」は温度管理とはいえません。
最も簡単な方法は「エアコン」で温度管理することです。何もせずとも温度がだいたい一定に保たれますので、こんな心強い武器は使わない手はありません。
エアコンの電気代は確かにネックですので、「適切に」ペットヒーターや冷却グッズを使うのであれば問題ありませんが、キチンと温度管理をしようとすると、思いのほかお金が掛かることもあります。
栄養バランスの良い食事
日々の食事はハムスターの健康に直結しますので、好物だけではなく栄養バランス良い食事を与えるが大切です。
栄養バランスが良い食べ物といえばペレットです。
ペレットにはハムスターに必要なタンパク質や脂質、繊維質などが入っています。
ペレットを中心に野菜や穀物、時折果物や種子などを与えます。
ペレットは食い付きが悪いので、ペレットを食べる習慣を身に付けさせることもポイントです。
ペレットを食べる習慣が身に付けば、野菜や穀物、その他おやつと両立させることもできます。
水分は野菜からでもとれますが、給水器を設置して新鮮な水をいつでも提供できるようにします。
ストレスを与えすぎない
やはり、長生きをさせるためには、ストレスを与えすぎるのはよくありません。
ハムスターにとって、下記のようなことがストレス原因となります。
- ハムスターに適さない温度
- 水に濡れる
- 昼夜のメリハリがない照明の照度
- 大きな音・振動
- 狭いケージ
- 天敵となる動物の存在
- 飼い主の構いすぎ
これらには、気を付けて極力ストレスを掛けないようにしましょう。
ポイントとしては、ハムスターは「飼うべき場所で飼う」ことでしょうか。できる限りベストな場所で飼うことで様々なストレス要因を回避できるはずです。
補足をすると夜行性のハムスターですから、あまり日中帯にお世話をすると起こしてしまうことが多いです。
ハムスターをお世話したり遊んだりする時間は、ハムスターが起きている時間帯は夕方・夜をおすすめします。
ストレスについては下記で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
ハムスターに怪我や病気になった時の対応
上記で紹介した怪我や病気の予防方法を実践することで、ある程度怪我や病気になる確率を低下させることはできます。しかし、絶対に怪我や病気にならないわけではありません。
また、遺伝的な病気、ペットショップなどハムスターをお迎えした場所で病気に掛かってしまったケースもあるでしょう。
怪我や病気に気付くことも重要
ハムスターは怪我や病気が分かりにくい動物です。たとえ病気を抱えていたとしても平然とした様子で過ごしているなんてことも珍しくありません。
処置が遅くなったため、命を落としてしまうことがあります。
怪我や病気の処置は医師の仕事かもしれませんが、「気付くこと」は飼い主にしかできません。
ハムスターの体を見て異常がないか確認する、排泄分を見て異常がないかなど日々確認するようにしましょう。
詳しくはこちらで紹介しています。
さいごに
上記で紹介した極々当たり前のことの積み重ねがハムスターの寿命を伸ばす秘訣です。
ハムスターが長生きすれば、幸せな時間は長いこと楽しめます。是非参考にしてみてください。
ハムスターの飼育グッズを購入するなら、楽天がおすすめです。Amazonよりも安く購入できるケースが多いです。
Amazonと楽天でハムスター用品を検索するならこちらから。Amazonは小動物カテゴリー、楽天はハムスターカテゴリーのページに遷移します。