ferplast社製のケージ ミニデュナをレビューします。
ミニデュナはとても有名なケージですよね。私もハムスターを飼い始めたあと、割とすぐにミニデュナの存在を目にしたりしましたので、ハムスター飼いにとって知名度が高く馴染みあるケージと言えるのではないでしょうか。
目次
【ハムスターケージ】ミニデュナ レビュー
ミニデュナの外観
まずは、ミニデュナの外観を見ていきましょう。下記はミニデュナに飼育グッズを設置した状態です。
※付属品である回し車、トレー、給水器、巣箱、餌入れは使っていません
ミニデュナは下記で詳しく紹介しますが、色の選択肢が5つほどあり、今回は「白(White)」を購入しています。
ミニデュナのケージの構造ですが、前扉はありませんので、天井部分から手を入れてお世話をすることが基本になります。
トレーと上蓋に分かれているため、ケージを掃除する時は上蓋を取り外して行うことになります。(ちなみに今回はホワイトカラーのミニデュナだったのでトレーの色は白です。)
上蓋には天井パネルが付いています。パネルを開けることでお世話できますが、かなり広めなので飼育グッズを設置や取り外しに上蓋を開ける必要はありません。
ミニデュナのサイズおよび素材
ミニデュナは「ハムスターを想定としたケージ」の中ではかなり広めの部類です。
サイズの割にお得な価格で提供されているため、「プラケースだと狭すぎる」、「ルーミィだとちょっと狭くて、ルーミィ60だとやり過ぎ」と思っている方にはかなりハマるケージです。
サイズ | 幅550mm×奥行き390mm×高さ270mm 底面サイズ : 幅 約480mm×奥行き 約320mm |
原材料 | プラスチック、スチール(天井パネル) |
付属品
ミニデュナは付属品が付く商品と付かない商品の2種類が売り出されています。
購入の際に商品名をしっかりと確認しましょう。違いは下記の通りです。
ミニデュナハムスター | 付属品がありのミニデュナ |
ミニデュナマルティ | 付属品がなしのミニデュナ |
付属品が付く「ミニデュナハムスター」の場合下記のような商品構成となります。
- ケージ本体
- トレー
- 上蓋
- 留め具など
- ロフト
- 回し車
- 巣箱
- 餌入れ
- 給水器
一応セオリー通り組み立てるとこうなります。
なお、自由に位置決めできるのは、巣箱と餌入れくらいです。
- ②ロフトは左側に取り付け
- ⑥給水器は右隅の方にボトルが通す穴があるのでそこに取り付け
- ③回し車はロフトに取り付け
ミニデュナハムスターには多くの付属品が付いていますが、私は付属品②~⑥は全て使っていません。
そのため、付属品についての詳細なレビューは控えますが、一言で「使えない」と思っています。
使えるのは巣箱と餌入れくらいかなでしょうか…、ロフトはあんまり必要性がないので使ってません。
よく国内メーカーのケージの付属品も使えないと言われていますが、ミニデュナの方が使えないと感じます。
ミニデュナの購入を検討しようと思っている方には、付属品なしの「ミニデュナマルティ」を購入することをおすすめします。
自分で飼育グッズを揃えた方が全然良いですよ。
組み立て
ミニデュナは開封するとこんな感じです。トレーと上蓋は取り外された状態です。
付属品のみならず留め具や天井パネルは組み立てる必要があります。
ケージそのものを使えるようにするためには、下記のステップが必要です。
- 上蓋に天井パネルを取り付ける
- ケージの上蓋とトレーの留めるための留め具を取り付ける
- 給水ボトルの受け口のアクリルパーツを取り付ける
正直、上蓋の天井パネルは上手く取り付けできませんでした。かなり取り付けしづらく不満な点です。
なお、もっと苦戦したのは付属品の方なんですが割愛します。(要望あればフォームからその旨教えてください)
カラーバリエーション
ミニデュナは豊富なカラーバリエーションが特徴的です。下記の5種類が存在します。
- Light Pink
- Pink
- Green
- White
- Blue
ただし、ミニデュナをネット通販しようとすると「色指定」できない場合も多いです。
色指定できるお店もありますが、多少割高になるので注意しましょう。
飼育グッズの設置
飼育グッズを設置してもかなりスペースが残っています。ドワーフに使うならかなり広めです。
ロボロフスキーハムスターを多頭飼いするにも良い感じの広さでしょう。
ちなみにケージ内に設置しているものは、下記の通りです。
- トイレ
- 回し車
- 巣箱
- 砂場
- 餌入れ
給水器
ミニデュナには給水ボトルの取り付け穴がありますが、付属のボトルにフィットする設計なので、他のボトルをそこに取り付けるのはちょっと難しいでしょう。
付属の給水ボトルですが、使えないことはないですが、高さ調整もできません。そのため、私は吸盤タイプの給水ボトルを取り付けています。
回し車
付属の回し車は使い物にならないので、ハーモニーホイール14をスタンド設置しています。
特にミニデュナだからといって使いづらいなどはありませんが、この状態だとケージに密着させ過ぎているため、回し車で走るとぶつかる音がしてしまいます。
※後日改善予定です。
ヒーター
ミニデュナでヒーターを利用していませんが、ケージ形状から気になる点をお伝えします。
ケージ下にパネルタイプのヒーターを仕込む隙間がミニデュナには無いのでちょっと不便な気がします。
下記の画像の通りです。
また、ミニデュナはケージの底面が下記のようになっています。
ちょっと伝えにくいんですが、ケージ底面は蜂の巣状になっていますが、一番高さがあるのは淵の部分です。
パネルヒーターを踏んづける形で入れ込むこともできるでしょうが、ヒーターの一部分だけ圧力が掛かりますので、気になる方は注意してください。
一方、ケージ内で利用するヒーターは電源コードの取り回しが便利かもしれません。
下記はミニデュナの給水ボトルを取り付ける穴ですが、付属品の給水器を使わないのであればここから配線するのも手です。
お世話のしやすさ
プラスチックで密閉されているため、床材や砂がケージの外に飛び散る心配はありません。
普段のお世話は天井からするしかありませんので、いままで前扉が付いたケージを使っていた方するとちょっと不便かもしれません。
とはいえ、慣れれば前扉があるケージと比較して特段お世話がしづらい訳ではありません。
前扉があるケージでも天井から手を入れられないものは使いづらいですし、前扉があると少なからず脱走されるリスクも増しますので悪いことばかりではありません。
ミニデュナは天井のパネルはかなり広めですし、回し車やトイレなどの飼育グッズの設置や取り出しも楽ですし、お世話はしやすいです。
ミニデュナは床の形状が下記のように格子状に凹凸があります。床材の交換やケージの掃除の際に細かなゴミが少しだけ残りやすいです。
観察のしやすさ、写真の撮りやすさ
トレー部分に色付きで透過性もないので、トレーより目線が高くないと観察したり写真を撮ることはできません。
そういう意味では透明なケージに慣れていると違和感はあるでしょう。
ローアングルのハムスターを観察するのが好きだという方は良く検討してください。結構ローアングルの姿を見る機会減ると思います。
その代わりといってはなんですが、トレーに細かい傷が付いても観察や撮影に差し支えないので、気楽に拭き取りできます。
脱走・怪我などのリスク
天井までの高さはそれなりにありますが、ゴールデンハムスターの場合は天井からの脱走には念のため注意した方がいいかなという印象です。
ドワーフハムスターの場合でも、ロフトを利用しており、そこに踏み台になるような飼育グッズを置くと脱走されるリスクはあるかもしれません。
ミニデュナの給水ボトルの取り付け穴やサイドの部分(上蓋とトレーの留め具部分にあるところ)が噛まれやすいです。
ゴールデンはもちろんのことジャンガリアンでも十分に届く高さです。
多分ミニデュナユーザの一番の「泣き所」ではないかと思います。
まとめ
ハムスター用のケージの中でかなり広めで価格も「4,000円代」から購入可能です。
使っているハムスターケージやプラケースでは狭すぎると思われる方は、検討すべきケージでしょう。
広めのケージになると価格帯が一気に跳ね上がる印象ですし、ガラス製の水槽はミニデュナのようなプラスチックケージと比べるとかなり重いです。
適度に広く、適度な値段というのがミニデュナの魅力ではないでしょうか?
リピートする人の気持ちが分かる気がします。
注意すべき点は、上記でもお伝えした「齧られる」などの事例がある点です。
ケージは中々買い替えできないものですので、良く検討しましょう。
※うちのジャンガリアンハムスター(ぺちくん)は今のところ噛みません。
また、購入するのであれば、付属品が付かないミニデュナマルティをおすすめします。
ケージの色指定したい方も購入店舗の注記には十分注意しましょう。
<ミニデュナの色にこだわりがない方はこちらから>
<ミニデュナの色指定をしたい場合はこちらから>
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