ペットショップにハムスターを見に行くとどういう訳か同じ種類のハムスターでも値段が高い子と安い子がいますね。
中には結構安い子もいるので、「何か問題を抱えている子なのかな?」と勘ぐってしまいますね。
この記事ではハムスターの「値段」について説明します。
前提ですが、ハムスターの種類は同じだけど値段が違う理由について説明します。「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」の値段が違う理由のような趣旨ではありません。
ハムスターの値段【安い子と高い子がいるのはなぜ?】
ハムスターの値段が違う理由は2つあります。
- 希少な毛色のハムスターほど高価で販売されている
- 成長してしまったハムスターほど安く販売されている
基本的にこの2点です。
まずは、毛色の話をします。
例えば、同じジャンガリアンハムスターでも毛色によって値段が少しずつ違います。
ペットショップによっては、もしかしたらジャンガリアンハムスターでも毛色で別の種類のハムスターのように表示しているかもしれません。
例えば、白いジャンガリアンハムスターであれば、「パールホワイト ハムスター」、青みがかったグレーの毛色なら「ブルーサファイア ハムスター」、黄色味がかった毛色なら「プディング」など。
あれは、お店側が毛色ごとに分けているだけで、同じジャンガリアンハムスターです。
私のハムスターを飼い始めた時に混乱してしまいましたね…
もう少し詳細に伝えると、もしブルーサファイアを飼っているとしましょう。
だとしたら、「ブルーサファイアハムスターを飼っている=ジャンガリアンハムスターで毛色がブルーサファイアのハムスターを飼っている」です。
そして、もう1点値段の違いを決定付ける要因はハムスターの成長具合です。他の動物でも大体そうだと思いますが、ハムスターも若いほど高価です。
見かけたことがあるかもしれませんが、ペットショップでは1つのケージの中に小さな子ハムがたくさんいます。オスとメスでケージは分かれていることが多いでしょう。
それとは別にやや見づらい位置に1匹だけでケージにいるハムスターが売られていることがあります。
そういったハムスターは大体成長してしまった子です。
特に何か体調面で良くないなどの理由で隔離されている訳ではなく、売れ残り成長してしまったため、「小さな子ハム」たちとの共存が難しくなったという理由です。
多くのハムスターは1つのケージで複数匹飼うこと(いわゆる多頭飼い)が難しい動物です。
ケージの中で複数匹飼えるのは子ハムのうちくらいで、大きくなったら1匹で育てるのが基本です。
※もちろん、ロボロフスキーハムスターなどは比較的多頭飼いしやすい種別として知られていますが
そのため、成長してしまったペットショップのハムスターは1匹で隔離されています。
安いハムスターは飼う上で問題があるのか?
上記で説明した通りですが、基本的には安いからといって何か問題を抱えているといった懸念はないでしょう。
むしろ飼いやすさでいえば、あまりに小さすぎるハムスターよりも、安いけれどもある程度成長している体調面で安定していることが多いです。
また、他のハムスターと隔離されている(単頭飼いされている)ことにより、ハムスターの状態を確認しやすい面もあります。
ハムスターをお迎えしてみたら、ウェットテイルというほどではないけど、下痢気味(軟便)だったなどのトラブルを抱えていることもあり得る話です。
ただし、「売れ残るべくして売れ残った」、「ネガティブな理由」が何かあり、安いのかもしれません。念のため確認した方が良いでしょう。
ハムスターを販売しているお店により価格差がある
ハムスターは販売しているお店により、価格差があります。
安く売っているからという理由で、そこでハムスターを購入しない方が良いです。ハムスターを扱っている全てのお店で環境が適切とは言い難いからです。
一概には言えないのであくまで傾向ですが、劣悪な環境で販売されているハムスターは比較的安い傾向にあります。
もし、これからハムスターを飼おうとしているのであれば、複数店舗巡ってみることをおすすめします。
例えば下記のような環境で飼育されているお店は気を付けましょう。
- ケージや遊具が汚れている
- 狭すぎる環境で飼育されている
- 水や餌に鮮度がない
ペットショップを複数巡ることにより、劣悪な環境というのはフィーリングである程度理解できます。
価格差に注目するよりも信頼できるペットショップを見つけることが重要です。
ハムスターの選び方、ペットショップでハムスターをお迎えする流れについて、こちらの記事で詳しく書いていますので興味があれば読んでみてください。
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