ハムスターに関わるあらゆる媒体でハムスターに過度なストレスを与えてないようにと紹介されています。
過度なストレスは健康の悪化を招く恐れがあるほか、飼い主とハムスターの関係を悪化させる要因にもなります。
しかし、ストレスを気にしすぎるとお世話に差し支えたりしますし、どこまでストレスを考慮すべきなのでしょうか。
この記事ではハムスターのストレスとどう向き合うべきか紹介します。
目次
ハムスターのストレス原因は何なのか?
まず、ハムスターにとってどのようなことが「ストレス原因」なるのか紹介します。
ハムスターにとってストレスになり得るとされている事柄をリストアップしました。
- ハムスターに適さない温度
- 水に濡れる
- 昼夜のメリハリがない照明の照度
- 大きな音・振動
- 狭いケージ
- 天敵となる動物の存在
- 飼い主やその家族などに構われ過ぎる
貯まり続けてしまったストレスが病気のような形で表面化してくると厄介ですし、飼い主として心が痛みます。
ハムスターの健康は最優先事項
ハムスターに過度なストレスを与えることは良い事は全くありません。ですが、ストレスを与えないことに重視すべきこともあります。
それは「ハムスターの健康」です。
例えば、飼育環境を衛生的に保つためにはケージの掃除や餌や床材の交換は避けて通れません。
お迎えしたばかりのハムスターの場合、環境に慣れるまでの間は、掃除などは免除する方が良いですが、それを除けば毎日のようにハムスター住むケージの中に手を入れる必要がありますし、ハムスターを起こしまったりなど少なからずストレスになることがあります。
他にも、掃除のために一時的にケージから隔離されたハムスターからしてみればいい気分ではありませんが、健康を維持するためには必須です。
病気になったら投薬が必要になることがありますが、目薬や内服薬は嫌がられることも多いですが、ハムスターを捕まえて薬を投与しなければなりません。
あとで補足しますが、こういったお世話や投薬をする際にも配慮は必要です。
ただし、ストレスどうのこうのよりも、まず優先すべきはハムスターの健康でしょう。
もちろん、「健康」と「ストレス」は如何なる場合においてもトレードオフな関係であるわけではありません。
適切な温度を保つことや苦手な水に濡れにくい給水器がある飼育環境を作ることは、ハムスターのストレス緩和にもつながります。
温度管理や給水器についての関連記事を紹介します。
ハムスターがストレスなく過ごせるように意識すべきこと
ハムスターが極力ストレスなく過ごせるようにするには、どのようなことを意識して飼っていくべきか説明します。
部屋の明るさ
部屋の明るさによってハムスターの行動は異なるものです。
ハムスター習性に合わせ「昼は明るく、夜は暗く」という飼育環境を提供すると、昼間は休み、夜は動くというメリハリある行動をします。
お世話するタイミング
ハムスターの健康は最優先すべきと前述しましたが、極力ハムスターの負担にならないよう配慮はすべきです。
お世話をするタイミングは、夜行性であるハムスターが活発になる夕方~夜の時間帯が良いでしょう。
昼間は寝ていることが多いですし、お世話することによりハムスターを起こしてしまうかもしれませんので。
ご飯の時間帯についてはこちらでも紹介していますので、参考にしてください。
大きな音や振動
「大きな音・振動」は確かにストレス原因になりますが、大きな音や振動を立てないために、人のいない部屋で飼う方が良いという訳ではありません。
なぜなら、人が集まる部屋の方が温度、湿度面で快適なことは多いでしょうし、異変にすぐに察知できます。
ただし、ハムスターを飼う環境として、ケージを床置きは結構振動あるのでおすすめしません。また、スピーカーの近くにケージを置くのもよくありません。
ハムスターを飼うために極力音や振動がしないよう配慮した上で、様子を見ながら飼っていくと良いのではないかと考えます。
寝ているところを起こしてしまったり、ハムスターがフリーズしてしまうなど頻繁にあるようならそれは音や振動が大きすぎるでしょうし、対策すべきです。
けれども、「ハムスターを飼っている部屋ではヘッドフォンがおすすめです」とかいう意見にはちょっと否定派です。
ハムスターを飼っている部屋で普通にテレビも音楽もいいけれど、「パリピ的な催し」や「子供の騒ぐ声」、「爆音ホームシアターでの映画鑑賞」などは控えた方がいいです。
ケージの広さ
狭いケージについては一般的にストレスが溜まりやすく、一般的には広ければ広いほどとされていることが多いです。
ケージの交換は中々難しいですが、極端に狭いケージでハムスターを飼っている方はケージを交換することも検討してみてください。
ハムスターとの触れ合いでストレスを掛け過ぎない
ハムスターとの触れ合いは飼い主にとって有意義な時間です。
しかし、ベタベタ触ったり、寝ているところを起こされたり、長時間構われ続けることはハムスターにとってはストレスです。
意識としては、「ほどほど」に接することを心がけましょう。
私の場合、お世話を除く、遊ぶ時間や触れ合う時間1匹あたり1日数分~10分程度です。もっと多くても大丈夫でしょうが構いすぎには注意が必要です。
ハムスターを触れる時は真上から手を出したり、背後をから手を出すなどはしないようにしていますし、空気を読むこともあります。
例えば、こちらに興味をあまり示していない時には触れ合わなかったり、撫でられる手が気になる様子の時は中断したりします。
手に乗ってくれたり、手の上で寝てくれたりするには、ハムスターに慣れてもらう必要があります。その際、少なからずハムスターにはストレスが掛かるのは事実です。
しかし、ハムスターが飼い主に慣れてくれることは飼う上でのメリットの大きいです。
ただし、上記のように構いすぎや嫌がる行為をし過ぎるとストレスを与えてしまいますし、嫌われてしまうということは悲しいです。
じっくりと時間をかけて慣れてもらうスタンスをおすすめします。
手の上で寝てくれるハムスターであっても手を嫌がる時はあります。
人の存在が時に心地よく、時に不快なのでしょう。
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